ジョイさん
 
はじめまして。
語学の学習過程で脳の癖について質問です。
私は35歳で長年勤めた会社を辞め、英語を勉強するために今年から留学しています。
中学、高校と日本で英語を学びましたが、会話の練習がない日本の英語教育には興味が持てず、成績は5段階でほぼ2か3でした。
しかし、海外の方とコミュニケーションをとるのは好きなので、大学時代には話せないながらも外国人留学生のガイド役をしたり、1ヶ月の短期留学に参加したりしました。その後10数年間、語学とは無縁の環境で働いたのですが、やはり語学への興味が捨てきれず、一念発起して今年から留学した次第です。

学校はとても楽しく、この歳になって初めて勉強が楽しいと感じるくらい充実しているのですが、数ヶ月経った今、自分の癖について悩み始めています。それは、リスニングの時に頭の中で英語から日本語に変換してしまう癖です。

話す時には英語で考えて英語で話せるようになってきたのですが、リスニングではどうしても英語を日本語に変換してしまい、内容が長くなるほど変換している間に次々会話が進んでしまうので、結果、聞きとれた単語に集中しすぎてストーリー全体を理解することができません。また、私は一点集中型なので、気になる単語があるとそれに集中してしまいその後の内容を全部聞き逃したりもします。

そして変換している時は、頭の中で聞き取った英語を自分の記憶の中にある日本語にひも付けたり並び替えたりしながらストーリーを予想し理解しているといった感じで、そのパズルの様な変換作業が頭から離れません。

実際に今日も、Topicを捉えられず知ってる単語を繋ぎ合わせて内容を予想したのですが、先生に全体を理解しなさいと言われました。しかし、英語で全体を理解するには、この癖をやめて感覚的に理解する必要があると思います。

そこで質問です。
35歳という年齢もご考慮いただき、この癖はこの年齢からでも治せるものなのか、また治せる場合どの様なことに意識すれば良いか、逆に治らない場合、脳にとってどの様な練習が効率的か(効率的と言うのは近道ではなく脳の力をより発揮できる方法という意味で)教えてください。

短期間で自分の能力を最大限に発揮して勉強したいと思っているので、参考になる脳の仕組みなどございましたら、アドバイスいただけると嬉しいです。

ジョイ

ご回答。

まずは、留学、すばらしいですね!
たのしんでくださいね!

英語を日本語にして理解するというのは、第二言語に対する戦略としては自然です。

ただ、そこから、英語を英語として理解する、というふうにならないと、ご指摘のようないろいろ困ったことが起きます。

対処法ですが、純粋なリスニングではなく、短いセンテンスのやりとりをする英会話をすることが有効です。

すでに、話す時は英語を英語として話せるようになっているということなので、話者交代がたくさん起こるようなテンポの良い短い会話を英語でやると、おそらくこの癖は次第に消えていくと思います。

映画の日本語字幕があると、ついそちらを見てしまいますが、英語が上達するにつれて、自然に字幕を見なくなるのと同じようなことです。

がんばってくださいね!

nounandemo

 
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