創造性の最高のかたちは、自分自身が変わることである。自分自身が変わったことで、世界が今までとは全く違った場所に見える。そのような体験を積み重ねることが、創造性の最高のレッスンになる。

人間は時に退屈しがちなものだが、ひょっとしたら、一秒後には世界が全く違った場所に見えるかもしれない、という期待を持つことが、創造性への圧力のようなものを高めてくれる。

まばたきをしたら、周りが全く違って見えていた、という経験は、「気づき」によってもたらされるかもしれないし、出会いによってもたらされるかもしれない。いずれにせよ、そんな経験が創造性への期待値を高める。

自然現象は、時に凄まじいまでの美しさを見せる。夕日だったり、星空だったり、あるいは虹のようなもの。そのような自然の変化に接することが、「世界が変わる」というパターン学習へとつながり、創造性を支える。

すぐれた作品に会うことも、世界が今までとは全く違った場所に見えるきっかけとなる。しかも、すぐれた音楽や文学の作品のインパクトは、瞬間にとどまらず、長い間にわたって作用し続ける。

最初の一撃から、それを受け止めるために次第にその影響が深くなり、広がっていく過程そのものが、作品の受容そのものである。一撃から始まるゆるやかな変化を経験することが、自分が変わる、という意味での創造性の形式を学ぶ大切な機会となる。 

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