BBC制作のモッキュメンタリー(ドキュメンタリー形式をもじった、コメディ番組)の傑作、The Officeから、「気まずい面接」(笑)。

この番組では、脚本も書いているコメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが、自分ではイケてると思っている痛い上司を演じていますが、このシーンは、新入社員候補の女性に自分をよく見せようとしてスベっている、痛い様子を描いています。

このような、自己批評こそが、イギリスのコメディの特徴と言えます。

 

コメディは、差別や偏見、政治的課題など、思考が硬直しがちな問題を「笑い」にすることで、私たちの頭を柔軟で自由なものにします。

特に、タブーになりがちなこと、対立が固定しがちなことほど、「笑い」を通してメタ認知を立ち上げることができます。そのことで、私たちはより自由になります。


コメディに必要なのは、真実を見る「勇気」です。

すぐれたコメディは、民主主義に欠かせないインフラだということができます。

 コメディは、「自由」の空気製造機なのです。

英語のコメディを見ることは、英語力を高める上でも有効です。
英語が分かれば笑える。おかしさ、笑いがわかるかどうかで、自分の英語力をチェックできるのです。