thinking undergraduated さん
 
こんにちは。 私は今、大学生で法学部に所属しているのですが、自分の学びたい分野が少なくて悩んでいます。 私は茂木先生の教育に対する考え方だったり、現代社会に対する姿勢だったりと先生と類似する点があるという認識をしています。茂木先生が法学部に所属していた頃に学んだこと、かつ、いまの茂木健一郎を形作る一部となった法学部の分野はどのような講義でしたか? 参考にしたく考えております。
また、茂木先生の思考のベースとなっているものはどういった講義や経験からでしょうか?

ご回答。

法学教育は、実定法が中心でしょうから、憲法にせよ、民法、民事訴訟法、商法にせよ、まずは条文や法体系、判例を理解することが大切だと思います。

それはそれで、一つのパズルとして面白いと思います。

ぼくは田中英夫先生の英米法のゼミに出て、アメリカ憲法を勉強していました。
とてもおもしろかったです。

田中先生は本当に素敵な方で、一度、ゼミの時間に学生たちを連れて大学の近くの細い路地などを案内してくださって、 ここはこうだ、ここはああだと教えてくださいました。

ローマ法の授業も面白かったと思います。あとは大沼保昭先生の国際法の授業でしょうか。

いずれにせよ、法学は奥深い分野ですから、自分の興味の持ったことに対して、知的な負荷をかけて、深く遠く学んでいくのがいいのではないでしょうか。学問はそう簡単に極められるものではないし、また、エネルギーを注ぐ価値があるものだと思います。

nounandemo
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