Stephen ColbertのThe Late Showも、ロシアのハッキングの犠牲者になったようです。(笑)。

相変わらず冴えていますね!


 

私は、日本のお笑いの文化に大いに不満です。

権力を持つ者に対する批判精神や、差別や偏見に対するカウンターこそが、コメディの本質ではないでしょうか。

もちろん、日常のすれ違いを描いたりする笑い、スラップスティック的な笑いも必要ですが、それだけでは、現代における笑いとしては大いに不足です。

日本には、国際的な水準におけるコメディアンがいません。いらしても、地上波テレビなどのメディアでは活躍されていません。

笑いは、硬直化しがちな思考をやわらかくするという意味において民主主義に必要なインフラです。

日本には、そんな、民主主義のインフラとなるようなコメディが存在しません。

でも、つくることはできるのではないでしょうか。

いくつかの古典落語のように、あるいは、沖縄の『お笑い米軍基地』の試みのように、良質の批判精神に基づく笑いは、日本にもあるのですから。

笑いに関わる者が、権力側に立って、弱い者や差別されている者を笑って、自らは安全圏に置くなどということはあってはいけないことです。そんな笑いをやっている方は、たとえ世間から「スター」扱いされていても、所詮は「裸の王様」でしょう。

人工知能は、多くのサンプルに接することでパターンを学習します。人間の脳も同じことです。

私は、日本にも良質のコメディが生まれ、地上波などのメディアでも広がることを祈って、時々、良質のコメディのサンプルを紹介し続けます。