津田大介さんと、百田尚樹さんがツイッター上で応酬していて、周囲も議論しているというので、経緯を見てみました。

百田さんは、以前、私の発言がお気に召さないことがあったようで、ブロックされているので、直接は発言は拝見していませんが、ネットニュースや津田さんのツイートに引用されていたので、間接的には拝見しました。

津田大介さんのツイートは、直接たどりました。

まず、百田さんの問題のご発言ですが、外国の方に対する明らかな認知的なバイアスがかかっていて、全体として妥当ではないと思います。

次に、津田さんのご発言ですが、ツイッター社の規約を引用し、また、米国でいくつかのアカウントが凍結されていることを指摘しているもので、その趣旨自体、問題はないと思います。

ぼく自身の考えは、何回か表明しているように、ネット上の発言の自由は、可能な限り担保されるべきだというものです。

ぼくはだから誰もブロックしませんし、特定の傾向の発言をするからと言って、そのアカウントを凍結すべきだとは、個人的には希望しません。

ただ、そのことと、ツイッター社の規約や、運営の方の認識は別問題なので(ツイッターは、一企業が提供している媒体サービスなので)、その判断については、私が直接関われることではないし、今後の経緯を見守りたいと思います。

私は、人間を肌の色や性別、国籍などの属性で区別、差別すべきではないと考えています。
また、他人を見る時の認知的バイアスについては、自分のものを含め、自覚的でありたいと考えています。

私は、全体としては、津田大介さんの考え方に近い立場ですが、ネットの発言の自由を担保するという視点から、百田尚樹さんのアカウントについて、凍結すべきだとか、そのようなことは、個人的にはのぞみません。

ネットで議論し、お互いの意見を響き合わせれば(残念なことに平行状態になることが多いのですが)、創造的な歩み寄りができると信じているからです。

みなさん、今日も、どうぞ、良い一日を。