バナナフィズ
 
私は校長先生の話を体育館で聞くような空気が苦手な高校生です。こんな形骸化した雰囲気が嫌で、もっと自由な発想で生きられる、海外の大学に進学しようと考えています。そこで恐れているのは、この上から目線の何の独創性もない形式的雰囲気は、外国でも実は同じなのではないかと思う点です。海外をたくさん旅されている茂木さん、これって、日本特有の現象なんですか?

ご回答。

はい、日本特有の現象です。

正確に言えば、かつては、教育観が、どこでも同じで、例えば映画「今を生きる」(Dead Poets Society)を見ても、詰め込み、形式教育が主流で、それに反発する先生がクビになったりするのですが、時代が変わり、フィンランドの教育改革などを見ても、全く違う教育観、学力観になりました。

象徴が「偏差値教育」で、ほんとうにあほらしいのですが、この国はなかなか変わりません。化石のようです。

もし、海外に行けるのでしたら、チャレンジしてみてください。しかし、お金のこととか、いろいろたいへんだから、日本にいても、乗り越えることは可能だから、いろいろ工夫してみてください。

あと、自分に厳しく、目標は高く持たないとだめですよ! 英語はやっていますか?!

nounandemo