昨日、日本に深夜帰ってきたら、ツイッターのトレンド欄に、「懲戒免職」というのがあった。

なんだろう、と思って読んで見たら、謹慎中の方が、Facebookにカニを食べたのを上げて、それで 役所の職を失った、というニュースだった。

この方が、職場でどのようなことがあったのか、また、今回のFacebookに上げた写真とか記事が、どのような印象を与えたのか、よくわからない。

だから、この「処分」の妥当性についてはわからない(一般論としては、厳しい気もするけれども)

それとは別に、ぼくは、以前から、「懲戒免職」とか、「懲戒解雇」とか、そう言った言葉にものすごく違和感がある。

もちろん、もともとは法律にそのような言葉があるようなんだけど、なんか、大時代的というか、大げさな気がする。

組織って、そこまで権力を持っていたり、絶対的な正義ではないような気がする。
というか、今時、そういうことではいけない気がする。

ただ、雇用関係を組織の側の判断で解いた、というだけの話なのに、そこに懲罰的な意味合いが加わるのが、なんだか時代錯誤のような気がしてならない。

遡ると、そもそも「漢字」というか「漢語」の持っている凄まじさ、というか、組織優先原理みたいなものにもつながってしまう。

中国文明って、そのような意味では、全くリベラルではないからね。

英語でいうdisciplinary actionとは、語感が全然違うように感じてしまう。

やまと言葉はもっとやわらかいのではないか。

何か、他にないんですかねえ。価値中立的な言葉。

ニュースでこの言葉を見る度に、違和感を禁じえません。

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