空に浮かんでいるときには、あんなに小さいと思っていたタコくんが、地上に降りてきたら思ったよりも大きいので、びっくりしたイカ揚げくん。

おまけに、ダイオウタコだと聞かされて、またびっくり。

つかれてしまって、太郎くんのところまで、 ダイオウタコさんに背負ってもらって運んでもらいました。

あんがい、快適でした。

「イーッ! ありがとう、イーッ!」

ところが、びっくりはこれでは終わりではありません。

イカ揚げくんを下ろしたダイオウタコくんは、おどろくべき話をし始めたのです。

「海の中には、ぼくなんかがメじゃない、巨大生物がいるタコ。その名も、ダイオウイカだ、タコ。目が、暗闇の中で、ムラサキ色に、光っているタコ。」

そう言いながら、ダイオウタコくんは、口からぶわーっと想像ふうせんをふくらませて、その中にダイオウイカの姿を見せてくれました。

「イーッ!」

イカ揚げくんは、びっくりして、海水をちびりそうです。。。

(つづく)

(イカ揚げくんのこれまでのお話は、カテゴリー イカ揚げくん にまとめられてます。)

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