私は、しばらく前まで、日本の大学のあり方についてさまざまな疑問を呈してきましたが、最近それをやめたのは、もう「木は倒れ始めた」と判断したからです。

大学や、入試のあり方は、この数年で、大きく変わることでしょう。

それに変わって、むしろ気になっているのは、「ハーバード」や「スタンフォード」などの海外の有名大学を、無条件にありがたがる風潮です。

それって、「東大」が「ハーバード」に変わっただけで、何も変わっていないのではありませんか?

もし評価するならば、選抜方法や学問のあり方、授業の仕方などの「実質」において評価すべきであって、単なる符丁としてありがたがるだけなら、考えていないことにおいては、何も変わっていないように思います。

このような理由から、 私は、最近の日本における、海外の有名大学をありがたがる風潮から、距離を置こうと思っています。

日本の一部の方がもっていらっしゃる、実質を見ないブランド志向は、結局は精神的堕落の道です。