核兵器は厳に存在し、そのことを肯定する論として、Mutually Assured Destructionがある。
頭文字はMADで、実際、核の抑止力論は、狂気と言えるだろう。

一方、おとなりの国(北の方)の核に対するアプローチは、本物の狂気と区別がつきにくい。


North Korea again threatens nuclear strikes on U.S., South Korea 

このCBSのニュース内にもあるように、北朝鮮が、本当に核兵器をミサイルに搭載してワシントンやソウルを攻撃する能力を持っているかどうかは不明だが、いずれにせよ、世界の不安定要因の一つだということは言える。

仮に北朝鮮がワシントンなどを先制攻撃したら、間違いなく反撃を受けて現体制は崩壊するから、結局意味のない脅しであり、決して実行されることがない(実行することは実行者にとっての効用関数も劇的にダメージを受ける)空言ということになるのだろう。

このような大げさな言葉を、ゲーム理論的にどのように解析すべきなのか、わからない。
そもそもゲーム理論は、各プレイヤーが合理的に行動することを前提にしており、このようなケースは適用外ということかもしれない。