本谷有希子さんの『異類婚姻譚』を読みました。

平凡なものと、鋭敏なものは、ふつう、真逆だと思われがちですが、この小説では、両者がまじりあっています。

そこに、総毛立つような、存在の根底を揺るがす、戦慄的気配を感じます。

メタファーとしての「平地」と「山」の関係が心に残ります。

最後の方の流れに、私はなぜか柳田国男を思い出しました。

(字数は、約6万字強でしょうか。 )

おすすめです!

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