先日、外国から来て日本にいらっしゃる方を交えて、世間話をしていた時、「ああ、そうか」と思ったことがある。

AKB48のような、若い女性を中心とするグループが、欧米で「ロリコン」だと批判されることがある、という話はよく聞く。

あのような議論の背景には、どうも、あちらでは、AKB48のようなグループが、ああいう服装で踊っていると、「そういう目」で見る、という前提があるようなのである。

つまり、「キャラ萌え」というような「中途半端」なことではなく、ストレートに「そういう目」で見る、という前提があるから、AKB48が好きな男はロリコン(しかも悪い意味での)ということになるらしい。

しかし、日本におけるアイドル人気は、別にそういうことじゃなくて、もうちょっと微妙なニュアンスのことだよね(もちろん、「そういう目」で見ている人もいるかもしれないけど、それは少数派だと思われる)。

似たようなことは、幕末に、欧米からきた人が混浴を見て野蛮だ、と感じた、という話にもあって、別に、当時の日本人は、風呂場で男と女がいっしょに入っていても、「そういう目」で見ていたわけじゃないだろうと思う。もちろん、「そういう目」で見ていた人もいたかもしれないけど、少数派だったんじゃないか。

つまり、理解の文脈が違う。異文化理解はむずかしいですね。

みなさんは、AKB48を好きなのはロリコンだ、みたいな議論は、どう思いますか?  
時々、耳にしますよね。。。