■日本国債CDSと米国国債CDSの比較(2026年7月時点)最新水準(主に5年物CDSスプレッド)
  • 日本(JGB): 約26〜27bps(0.26〜0.27%)
  • 米国(US Treasury): 約38bps(0.38%)
→ 米国の方が日本より約11bps高い水準です。つまり、市場は米国国債の信用リスクを日本国債よりやや高く評価しています。1年間の上昇率比較
  • 日本: +約30%前後(2025年頃の低水準から顕著に上昇)
  • 米国: +約6%前後(日本ほど急激ではないが、絶対水準は日本より高い)
日本は上昇率が大きい一方、絶対水準は依然として米国より低い状況です。解釈と背景
  • 日本の優位性: 日本は自国通貨建て債務がほぼ100%で、日銀による大量保有と低金利環境が信用を支えています。CDS市場は「財政規律への懸念」を織り込みつつも、日本国債の相対的な安全性を認めています。
  • 米国の状況: 債務上限問題、政治的分断、巨額財政赤字、トランプ政権期の政策不確実性などが背景にあり、CDSが上昇しやすい環境です。G7の中でも相対的に高い部類に入っています。
  • 全体像: 両国とも先進国債として極めて低いリスク(数十bps台)ですが、日本の方が市場から「安全」と見なされている点は興味深いです。ただし、日本のCDS上昇は財政拡大や長期金利上昇への警戒を反映しており、油断できない状況です。
CDSは市場心理の敏感な指標ですが、実際のデフォルト確率は両国とも極めて低いことを念頭に置くべきです。