Amulet(アミュレット)の特徴
Amuletの大きな特徴は、独自の2層構造です。
左心耳の解剖学的構造は多様ですが、Amulet はその2層構造によってさまざまな形状・サイズの左心耳に対応しており、従来のデバイス技術では閉鎖が困難とされていたであろう左心耳に対しても閉鎖術を行うことができる可能性のあるデバイスです。
また、この独特の構造により左心耳の入口部を密閉することで術後のリークを防ぎ、高い閉鎖性を実現しています。
同じ左心耳閉鎖デバイスでウォッチマンがありますが、これは左心耳の形状によってはデバイス留置が困難な症例があります。
そのような症例でもこの独特な形状により設置可能であるのが大きな特徴です。
さあ、ここで気になる成績です。
なんと海外の臨床試験では、術後45日時点98.9%、術後12カ月時点 99.4%と有意に高い左心耳閉鎖率を示しました。
また、術後3年時のOAC中止率も96.2%と有意に高い傾向が示されました。
そして以前書いた記事の伏線回収ですが、対照群と比べて非劣勢が証明されています。
つまり、本来の目的である脳梗塞予防効果、副反応である他臓器の大出血などのイベント、デバイス留置時の関連合併症も他と比べて劣ってはいないことになります。
心房細動における脳卒中の予防法には多くの選択肢があります。
私が選択したのはまず内皮的カテーテルアブレーション。
侵襲こそありますが、一生薬を飲み続けるのは嫌だったのでこれを選択しました。
ただ2回のカテーテルアブレーションしたにも関わらず再発したので、根本的な脳梗塞予防としてウルフオオツカ法の左心耳切除及び外科的カテーテルアブレーションを受けました。
一般的な心房細動治療はおそらくまだ第一の選択肢はOACなどによる薬物療法ですが、出血のリスクなどがあることからカテーテルアブレーションを選択する方も増えました。
このような患者さんにおいて、低侵襲の1回の手術で脳卒中のリスクを低減できる可能性のある左心耳閉鎖術は重要な選択肢となります。
このデバイスの認定医療機関は以下の通りです。
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2026/04/WatchManWM_nintei_list_20260401.pdf
気になる方は直接お問い合わせください。
Amulet左心耳閉鎖システムは、ウォッチマン法では左心耳の形によりデバイスが合わない場合があったため、その欠点をカバーしたデバイスとなりますね。
