これ、この前救急で運ばれた時の波形です。


最初は発作性上室性頻拍かと思っていましたが、心房粗動だったのでしょう。


この後救急外来でアデホスを静注しても止まらなかったので間違いなく心房粗動。


心房粗動はよく鋸歯状波形といって、ノコギリの刃のようなギザギザがある波形


が教科書等に書かれていますが、2:1伝導では脈拍数が多いため発作性上室性頻拍の


波形と区別が付きにくいようですね。


確かに救急医も、PSVT?フラッター?どっちかな?


と小声で言っていたのはそういう事なのか。


似ているのは知っていましたが、区別できるほど勉強していなかったので勉強しました。


ナース専科さんでの波形ですが、



この4:1がよく見る波形ですね。


ギザギザ。


これなら鋸歯状波形だと分かります。


しかし2:1伝導は、救急で運ばれたときの波形とそっくり。


なるほど、そういう事だったのか。


過去の波形も見てみました。



ん?


これは2023年4月6日の波形ですが、ちょっと違う。


鋸歯状波形は下向きのときもあるらしいので、これも心房粗動か。



2024年2月10日の波形。これも波形が違う。


東京ハートリズムクリニックの桑原先生によるとこれは洞性頻脈。


なるほど、P波があるからそうなのか。


では、



ぬ!?


2025年2月10日の波形。


2月10日は去年も出ていたので、ケンの不整脈デーなのか。


RR間隔は不規則だが、1段目に鋸歯状波形の4:1のようなギザギザが。


てことは、これは心房粗動で、4:1から2:1に変化しさらに整脈に


戻りそうな波形でしょうか。


下段の波形は2023年4月6日の波形と同じ。


このときは心房細動かなと思っていましたし、おそらく医師に聞いたと


思いますが、心房細動だといわれたと思います。


つまり、心房粗細動。もしくは、4:1から2:1変化の心房粗動。


なるほどー。


心房粗動だったのかもしれない、今までの頻拍は。


難しいですが、どちらにせよ現時点での治療法は止まるまで待機です。


心房粗動は心房細動より持続時間が長いときがあるので、これは要治療ですね。