めまいとふらつきの記事でふれましたMg(マグネシウム)ですが、
佐々木巌先生の記事によると、不足により次の症状が起こり得るようです。
佐々木巌先生の記事によると、不足により次の症状が起こり得るようです。
- 心冠動脈疾患
:マグネシウム欠乏が冠動脈疾患とアテローム性動脈硬化のリスク増加に関連していることが多数の研究により示されています。 - 不整脈
:上室性期外収縮(心房起源)・心室性期外収縮(心室起源)の発生頻度は、30日間のマグネシウム経口投与で明らかに減少します。 - うっ血性心不全
:血清マグネシウム濃度の低値はうっ血性心不全のリスクを独立して高めることが示されています。 - 高血圧
:マグネシウムは多数の高血圧のリスクファクターを調節する重要な役割を果たしています。 - 糖尿病
:日本とアメリカにおいて、食物からマグネシウムを多量に摂取することで糖尿病になるリスクが減少することが示唆されています。 - メタボリック症候群
:低マグネシウム食はメタボリック症候群の発生を増やし、高マグネシウム食はメタボリック症候群の発生を減らすことがわかっています。 - 偏頭痛
:頭痛に加えて視覚あるいは聴覚の異常、一時的な神経学的な障害がみられる場合があります。これは慢性的に高まった血管の緊張が急激に弛緩した際に生じるウォッシュアウトによる症状と考えられます。マグネシウムは自然に収縮していた血管をリラックス(血管拡張)させ、酸化ストレスを減少させます。 - うつ
:成人の軽度から中等度のうつ病に対して、マグネシウム投与は明らかに有益であることが示されています。 - てんかん
:痙攣発作活動の誘発を観察する細胞モデル・組織モデルにおいて、確実に発作活動を誘発する1つの方法は、細胞・組織を低マグネシウム状態に暴露することです。(てんかん発作を起こしやすいモデルでは、低マグネシウム状態になるとてんかんの発作を誘発することができるということ) - 気管支喘息
:血清マグネシウムが低値の気管支喘息患者は、正常のマグネシウム濃度の患者に比べて肺機能が大きく劣っています。また、マグネシウム濃度が高ければ喘息は進展しにくく、発症しても症状が出にくくなります。 - 骨粗鬆症
:食物によるマグネシウムの摂取量が非常に多い人は、非常に少ない人と比較して事実上骨折が少ないことが示されています。また、閉経から2年以上経つ女性にマグネシウムを投与した群では、骨折の減少と著明な骨密度の上昇の双方が観察されています。 - 生殖
:妊娠高血圧腎症(妊娠20週以降に発症した高血圧で蛋白尿を伴うもの)、下肢痙攣、早産はマグネシウム減少群に明らかに多くみられます。
心疾患の危険因子である高血圧はマグネシウムが関係しているのでしょうか。
血圧上昇のメカニズムとしては血管平滑筋細胞内のカルシウム濃度が上昇すると
平滑筋、つまり血管が収縮するとなっておりそれで血圧が上がるようです。
マグネシウムはこのとき、ATPのエネルギーを使って平滑筋細胞内のカルシウム濃度を
下げる働きを担い、血圧が下がるとのことです。
つまり重要なのはこのカルシウム/マグネシウム比が低いほど心疾患は起こりにくくなる
ということになり、やはりマグネシウム不足は良くないということですね。
また同時にカルシウムの過剰も良くないということになり、どちらもバランスよく
摂取する事が重要ということになりますね。