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左心耳で不幸にも出来てしまった血栓。

血液は左心室を出て大動脈から全身へ運ばれますが、

更に不幸なことに血栓がこの流れに乗り

上に行けば脳へ運ばれて血栓径より小さい血管を

詰まらせ脳梗塞となります。

心房細動で1番怖いのは脳梗塞ですよね。

詰まった場所にもよりますが、その血管が支配している

領域の脳機能は完全に失われます。

領域によっては重い障害が残る可能性があります。
 
私はこれが怖くてカテーテルアブレーションをしました。


この血栓ですが、脳ではなく腹部に流れてしまうと  

タイトルにも書いています、

腸間膜動脈塞栓症

という病態を引きおこします。

結論から言うと、大塚先生のTwitterでは

その致死率50%以上!

私が愛用している教科書には30~90%の致死率と

書いています。

とても恐ろしいですね。。。

腸間膜には上腸間膜と下腸間膜がありますが、

この上下腸間膜が詰まってしまうと腸へ酸素や栄養が

届かなくなり壊死します。

すると腹膜炎や腸閉塞を起こし、短時間のうちに

細菌や毒素が全身に回りショック状態から臓器不全、

そして高確率で死に至るということです。

心房細動での血栓で詰まる場合は塞栓症と言われ、

症状は突発的に急激な腹痛が起こるようです。

急激な激痛にも関わらず腹部所見が少ないのが

特徴と言われています。

やはり血栓は怖いですね。。。



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