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MRI (Magnetic Resonance Imaging)

日本語では核磁気共鳴画像法です。

1度は検査を受けた方も多いと思います。

私の専門分野なので極簡単に説明と、ちょっとお得なお話も一緒に

していきましょう。

まずこの装置、お高いです。

いくらぐらいすると思いますか?

500万円くらい?いや、装置が大きいから1000万円くらいかな?

もちろん装置の性能によってピンキリですが、

最高性能クラスでは、、、


ウン億円します!!

ひえー

めっちゃ高い装置です。

ちなみに部品も高いですよ〜。

この前うちのスタッフが不可抗力で頭を撮影するときに使う 

ヘッドコイルを床に落としてカバーが少し欠けました。

修理にいくらかかると思いますか?

な、なんと、、なんとですね、、、

100万円を軽く超えました

軽く自動車買えるやん、、、、。


おっと、すみません話がそれました。


さてこのMRIなのですが、原理は非常に難しいです。

簡単に説明すると強大な磁石の力を使っています。

その他RFパルスなども使用していますが難しいので割愛します。

そう、とてつもなく強大な磁石の力を使います。

当院では3T(テスラ)という診療に使われている磁場では最強クラスの

装置を使い撮影しています。

どのくらい強い磁場かと言うと、

ボールペンやハサミなどを医療従事者は胸ポケットに入れたり

していますが、撮影室に入り装置に近づいた瞬間

新幹線より速い速度で飛んで行きます!

そして装置に吸着してしまい、はがそうとしても取れません。

装置内に患者様がいた場合、最悪な場合ボールペンなどが刺さります。

MRI非対応車椅子やストレッチャーを撮影室に入れたらどうなるでしょう。

ものすごい速さで装置に吸着されます。

海外での事故ですが、酸素ボンベを誤って入れてしまい

患者さんに直撃して亡くなられるという事例も発生しています。

非常に怖いです。

よって我々が撮影するときには万全を期して安全に施行できるように

していますので安心してください。


他の職種への教育も毎年行っています。安心してください。

さて、患者さん側ですよね。

もちろんお分かりの通り全ての金属物は持ち込めません。

具体的に言うと、ヘアピン、入れ歯、補聴器、メガネ、時計、指輪、

ブラジャー、ベルト、ネックレスなど。

これらは金属なので必ず外してもらいます。

そして、洋服は肌着とパンツだけになってもらい検査着に着替えます。

なぜ金属の付いていない服も脱ぐの?

と思われるかもしれませんが、外から来た場合、少なからず砂鉄が付着 

しています。これが徐々に機械に付いてしまい故障の原因となるからです。

そして白い湿布。これは水分含有量が多いので発熱する可能性があります。

そして厚化粧。これは化粧落としで落としてもらいます。

化粧の中には鉄を含むものが多く、例えばラメ入りの化粧は多くの金属が

入っています。目の周りのラメのために火傷をしたという事例は

かなり多いです。ファンデーションやアイラインなども微量ながら含まれて

いるため厚化粧の方は落としてもらいます。

カラーコンタクトも鉄が入っている場合があるのでNG。

後は入れ墨、タトゥー、アートメイクもダメです。

色墨の染料の中には鉄が入っていることがあるためです。

金属がなぜダメなのかを説明します。

まず身につけているものは飛んでいきます。時計や補聴器は壊れます。

飛ばないもの、例えばラメなどは中の金属が磁場の影響で

熱を持ち火傷します。さらに入れ墨などは酸化作用により色が変化する

ことがあります。

怖いですよね〜。

あ、そうそう。

以前ありました事例ですが、振りかけるタイプの増毛剤はご存知ですか?

代表的なのにミリオン〇アーがありますね。

これらは素材に鉄を使っているものがあるため、MRI装置の中に入った

瞬間全て装置に吸着してしまいます。

これがまた粒が細かいので以前吸着したときは全て掃除が終わるまで半日

MRIが止まりました。


次に手術などで体内に入った金属ですが、これは全て決まっています。

絶対禁忌は、心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器、人工内耳など。

心臓ペースメーカーに関してはMRI対応品がありますが、当院では

磁場が強過ぎるため対応出来ていません。 

原則禁忌なのは、術後8週間以内のステントなど。

妊婦さんもリスクとベネフィットを考慮して慎重に検査を行います。

基本的に撮影可能な金属は以下になります。

素材が判明している(チタンなどの非磁性体)体内金属。

例えば近年使われている脳動脈瘤クリップ、人工関節、

椎体固定具などです。

これらは非磁性体なので吸着しませんし、発熱反応も極わずかです。

MRIは強大な磁場が発生しているのでかなり制限が厳しいですね。

さて、検査費用です。

MRIは前述した通り高額機器と手技が複雑なこともあり、

検査費用は高いです。

現時点での費用は10割負担で16200円から9000円となっています。

お高いですね。

ん?

なぜ費用に幅があるの?

と思われた方は多いと思います。

理由は2つ。

機器の性能と病院の施設基準が関係しています。

施設基準とか色々詳しく決められていますがざっくり言うと、

大学病院など最高峰の機器と医師が揃っているところは最高基準の

16200円(10割負担で)!

機器が低磁場(ごめんなさい)な場合は9000円(10割負担で)

となります。

私のところは機器は最高峰(自慢してごめんなさい)ですが

厚生労働大臣が定める施設基準に該当していませんので、

13300円(10割負担で)!

よって機器だけで見ると最高峰の機器で撮影しているのに

大学病院とかより3000円安く検査が受けられます。

(お金だけみると)ちょっとお得ですね♪


という風に事細かく診療報酬が決められておりまして難しいです。

ちなみにどの部位でも同じ費用ですが、

乳腺の場合は1000円、心臓の場合は3000円加算されます。

MRIはお高いですが、放射線の被曝がないのが最大のメリットであり、

また寝ているだけで詳細な情報を得ることが出来る素晴らしい検査です。

何か質問などありましたらぜひコメントお待ちしております♪



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