心房細動発作に伴う静脈性血栓による脳梗塞。

これは絶対阻止しなければなりません。

心房細動自体は直接死に結びつくことはほぼありませんが、

主に左心耳で作られる血栓による脳梗塞を防ぐのが

現在の心房細動治療の最終目標ではないでしょうか。

心房細動による血栓は血液凝固因子によって作られます。

これを作らせないようにするのが抗凝固薬と呼ばれるもので、

ワーファリンが代表的ですね。

現在ではDOACと呼ばれる直接血液凝固因子阻害薬が出ており

私は発作の際にプラザキサを飲んでいます。

この前の受診でプラザキサが切れたので貰おうとしたところ

イグザレルトに変更となりました。

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イグザレルト。

プラザキサは直接トロンビン阻害薬ですが、

イグザレルトは第Xa因子阻害薬です。

そもそものターゲットとする凝固因子が違いますね。

そして……値段が高い 泣。

比較してみますと、

プラザキサ75mg ー 約138円

イグザレルト15mg ー 約517円

めっちゃ高いです。

エリキュース2.5mg  ー約135円

リクシアナ15mg  ー 約225円

断トツにイグザレルトが高い……。

DOACはまだ高いですね。

話は変わりますが、私の母も心房細動でして

ワーファリンを飲んでましたが、ワーファリンは

大好きな納豆が食べれないという大きな欠点がありました。

これは非常に大きな欠点ですよね。

3大欲求の一つ、食欲に関わる非常に大きな欠点です。

毎日朝と晩に納豆を食べる私にとって、納豆のない生活は耐えられません。

小さい時に子供ながらお母さんつらいねと別の意味で思ってました 笑。

大きくなり自分が心房細動を発症した際に一番に思ったことは

やはりワーファリンを飲まなければならないのか、、、

ということでした。

しかし医療の進歩は素晴らしいですね。

納豆を我慢しないでいい抗凝固薬があるではありませんか!

その名はプラザキサ。

そりゃもうこれを聞いたときは嬉しかったですね。

これで大好きな納豆を我慢しなくて済むんだ、と。

しかし、しかし、、、

プラザキサにも大きな欠点がありました。

そうなんです、一概に抗凝固薬というものは血液凝固を阻害する

目的ですので、もし怪我などで出血した際に中々血が止まりません。

ワーファリンの場合はその効き目を無効化する中和剤がありますが

プラザキサにはありませんでした。

つまり、大好きなバイクに乗ることが出来ません。

厳密に言うと乗れますが、怪我をした際に血が止まらないということは

かなりハイリスクであると言わざるをえません。

なのでプラザキサを服用していた当時はあまりバイクに乗りませんでした。

当時は悲しかったですね。

しかし、2016年。

ついにプラザキサに中和剤が出来ました!

特異的中和剤として【プリズバインド】が承認されました。

恐ろしく薬価が高い(2.5gで、20万円程)ですが、

これは非常に大きな利点ですよね。

プラザキサはワーファリンに比べて頭蓋内出血などの副作用

は減少しましたが、消化管出血しやすいという欠点を

これである程度カバーできますね。

ん?ちょっと待って?

他のDOACはどうなんでしょう?

今度からプラザキサより変わったイグザレルトを調べてみました。

なんと!

……中和剤はありません。

嘘でしょ!?

プラザキサ以外のDOACは第Xa因子を阻害する機序を持ちますが、

そこがプラザキサと大きな違いなんでしょうか。

ネットで調べていると、ある記事にたどり着きました。

Xa阻害薬中和剤【andexanet Alfa】があるという記事です。

しかし書いた日付が古い。

なのである製薬会社のMRさんに直接電話してみました。

すると、

アンデキサネットアルファは日本での承認はされておりません。

つまり、中和剤はないということですね。

おそらく近い将来、中和剤は出来ると思いますが、

現状無いのならばやはり私はプラザキサがいいかなぁ。

今度受診した時にプラザキサを頼もうかと思います。

DOACもそれぞれ特徴があって、

例えばプラザキサは腎排泄が80%なのに対して

エリキュースは25%と非常に腎臓の負担が軽減されます。

選択するのは経験豊富な医師がされると思いますが、

出来れば詳しく説明を聞いてからこちらが選択したいですね。