私の場合での話です。


左心耳閉鎖術を行うメリットはひとつのみ。


脳梗塞予防です。


ではデメリットはないのか。


あります。


ひとつは術後の心房細動(POAF)の発症。


頻脈及び期外収縮の増加、他種類の不整脈の発生。


すでにWO法をされた方の中で、術後に心房細動が増加した、


期外収縮が増加した、他の新たな不整脈がでてきた等を


DMでいただきました。


これらがあるため私は現在WO法を決めきれずにいるのが現状です。


ある論文によると、開心術後ではありますが、POAFの発生は


術後合併症として約44%にみられるとありました。


44%てことはほぼ半数。


大塚俊哉先生のブログで左心耳切除を受けられた医師の方が書かれている


術後の経過記事がありました。


それによると、術後はPOAFが発生していましたが徐々に整脈になっていったと


ありました。


私の中では結構な確率でPOAFが合併してしまうが、時間の経過とともに


落ち着いていくものだと思います。


石井 庸介医師が書かれている『心臓手術後心房細動の機序と予防』では


通常の心房細動とPOAFでは機序が違うと書かれています。


てことは、左心耳切除で脳梗塞予防は出来ても、術前より心房細動が増えることは


あまりなさそうですね。


しかし術後期外収縮、心房細動、心房粗動などが増えたとも聞きますので


これらは言い方が悪いですが『賭け』かもしれません。


皆さんからいただく情報からみてみても、術前に医師からこのような


合併症があるよと言われている人はほぼいないように思います。


ほほ半数に起こる合併症にも関わらず伝えない意図はなんでしょうか。



その他も気になる点があります。


まず左心耳の切り残し。


これは術野によると思いますが、ステープラで閉鎖しても盲端が残ることがある


ようですが、WO法ではばっちり術野で見えているのでおそらくないでしょう。


次に、左冠動脈回旋枝をクランプ時に巻き込み心筋虚血になる場合。


これはおそらくもう術中心電図で対策はされていると思います。


次に、左心耳閉鎖した直後の左心房内圧上昇や内皮細胞炎症によるPOAFや


新たな心房細動トリガーの出現。


これらは難しく、今後の研究を待ちたいと思います。


考えたらキリがないくらいネガティブな部分が見えてきますが、どこにウェイトを


置くか。今後の人生で悔いのない選択の順位付けはどのようにすればいいのか。


男のくせに、うじうじぐじぐじと情けない奴だなあ。


しかし、納得するまで後々後悔が少ないように考えて考えて決めたいと思います。