昨日、久留米大学医学部にて行われた院外研修会に参加しましたので報告します。

って、報告書を書いてるみたいになっちゃった

Neuro-imaging conferenceという、神経放射線的な研修会で3ヶ月に1回程あります。

主に画像を見ながら症例検討や特別講演などがあり、大変勉強になります。

その会を受け持つ?と言っていいのか、協賛というのか、共催というのか、

とにかくお世話をしてくれる薬剤メーカーさんがいまして、当然◯◯面でお世話をしてくれてるので自社のアピールをします。

今回は第一三共さんでしたので、エドキサバンの紹介がありました。

エドキサバン、薬剤名リクシアナ。

ホント最近はすごいですね。

心房細動に対する薬剤(正しくは血栓予防に対する薬剤)が、沢山出てきましたね

私が術後の血栓予防として飲んでるのが、プラザキサですが、

こちらの機序は、トロンビンを直接阻害するものです。

エドキサバンは、トロンビンの生成過程にかかわる血液凝固第X因子(FXa)を阻害するものであり、活性化血液凝固第Ⅹ因子阻害薬(FXa阻害薬)と呼ばれています。

これらは難しいですね。

NOACとしては後発、4番目の薬ですが効果のほどはどうなんでしょう?

簡単に説明しますと、ワーファリンと同等の効き目かつ大出血リスクが大幅に減少するということでした。

これはもう言い方悪いですが、聞き飽きましたね

NOACの殆どがそうであるためです。

でもちょっと待って下さいよ?

車でも家電製品でも、新しく出たものはそれはそれは素晴らしいとメーカーは利点ばかり強調しますよね。

つまりメーカーは悪いところはあまり説明しないので、直接聞かないとわかりません。

誤解のないように言っておくと、このエドキサバンが悪いといっているのではなく、エドキサバンはとても良い薬剤だと私は思います

もちろん臨床試験ではワーファリンよりも出血イベントが大幅に減ってはいます。

それはどのNOACでも同じですが、、、

他の3NOACと比較すると、

大出血では最小値。つまり他の3NOACより大出血のリスクが減るということですね。

頭蓋内出血は同等。

低用量使用時で虚血性脳卒中の増加、高容量で消化管出血の増加。

ん?増加??

これは厳密な比較ではなく間接比較なのであまり有用性はないかと思われます。

結果的にワーファリンと比較した場合の有用性は確立しているので、とても良い薬剤だと私は思います。

ここで私が疑問に思うことは、ワーファリンのようにもし出血した場合のビタミンk投与的なものがあるのかどうか?です。

(ビタミンkも出血を止めるのではなく、ワーファリンの作用を抑えるものだと私は理解してますので、止血できるわけではないと思いますが。)

ダビガトランは透析すればその作用を抑えることができたかな?

調べますと、エドキサバンにおけるタンパク結合率40〜59%なので、結果的に言うと透析では取り除く効果がないと言えるみたいです。

一般に蛋白結合率型は高いほど、透析はされにくく、各NOACのタンパク結合率はダビガトラン34〜35%、リバーロキサバン92〜95%、アピキサバンは87%と報告されており、ダビガトランは透析可能ですが、リバーロキサバン、アピキサバンは透析困難と言われています。

出血したら止める術がないのも困ります。

しかし、ここで言う出血のリスクは、数%のことを言っていますのでそれほど心配はないです。

でもそれを考えるのが私みたいなビビりなんですね

今度MRさんに会ったら詳しく色々聞いてみようと思います

肝心の研修会ですが、今回とても勉強になる症例ばかりでした

早速当院でも使えそうなテクニックは検討し、一人でも多くの患者さんの病気が回復するように頑張ります