
2つの側面とは、
①見つけない幸せ(又は見つけても言わない幸せ)
②見つける幸せ
です。
現在画像診断関係の医療機器は目覚しい発展を遂げ、
例えばMRIでは、わずか2~3mmの脳動脈瘤も描出可能となりました。
しかしガイドラインでの治療推奨径は5mmを超すものであり、わずか2~3mmの
動脈瘤を見つけたばかりに患者さまは告知されれば極端な話、その後の人生多少なりとも
恐怖を感じながら過ごさなくてはならない事になりかねません。
これを見つけなければ、または見つけも言わなければ(倫理的に問題があるが)
どうなるでしょうか?
ここで違う側面から考えてみます。
⑴動脈瘤が破裂した。
⑵動脈瘤が破裂せずに天命を全うした。
極端ですが、⑵の場合を考えると、①の場合は何のストレスもなく過ごせるし、
余計な放射線被曝や医療費を支払わなくて済む。
しかし②の場合ならば告知されたその日から常に動脈瘤を意識して過ごさなければならず、
いつ破裂するのかという恐怖と戦わなければならない。
これは極端ですが、つまりは結果論であって答えは出ません。
さて、私の今回の肺疾病騒動ですが、結果論から推測しましょう。
タイムラインでいくと、
まず健康診断で撮影した胸部エックス線写真で自分で異常陰影を見つける。
このとき異常陰影の大きさは9mmほど。
→見つけなければ2ヶ月ののち消えていて完治している。
この時の画像をみた専門医2人は異常陰影を指摘していない。
又は心配ない陰影だとしてワザと告知しなかった可能性あり。
→見つけたばかりに、呼吸器専門医を受診。
医師は異常がないという診断だが、私自らCT検査を希望する。
CTにて結節所見が数個みつかる。
血液検査などの検査を施行する。
肺癌の可能性もあるため、かなりの恐怖とストレスを受ける。
1週間後に胸部エックス線写真撮影。
2ヶ月後に胸部CT検査。
完治していた。
さて、結果論から言うと、見つけたばかりにかなりの不利益を被る事になった。
全て私が原因だ。
まずいちばんは放射線被曝《Sv:放射線被曝線量》。
大雑把に言うと、
胸部エックス線写真撮影で0,2mSv。
胸部CT検査で14mSv。
人が1年間に浴びる自然放射線量はおよそ2,4mSvなので、約6年間分を浴びたと同等になる。
そして次は医療費。
全て込みで3割負担で3万円ほど。かなり高い。
かなり極端な話ですか、どれが正解とかではない。
結果論から、『たら、れば』を言うのは簡単です。
ただ一つ分かっているのは、
私のように患者本人が中途半端な知識から医師の判断を曲げて検査や薬の指示を半強制する
ようなことが不利益を招くことが多いことは事実です 笑。
そうそう、もしこれが《肺癌》の初期であったならどうでしょうか?
肺癌の初期は発見が難しいといわれており、5年生存率も低い傾向がある。
しかし初期で治療出来ているならば5年生存率は高く、 その意義はとても大きい。
んー、やはり答えは出ないですね。