2011年に米国心臓協会・学術会議で

カテーテルアブレーションで効果が期待できない可能性が高い

心房細動患者では、外科的アブレーションが有効である

という報告がされたそうです。

カテーテルアブレーションの私が聞いたコンセプトは、

抗不整脈薬抵抗性心房細動に対して有効であるということでした。

確かに有効ではありますが、

しかし現時点でも焼灼後の再発率は少なくはないですね。

そこでこの報告なんですが、

オランダ及びスペインで無作為に割り付けされた

カテーテルアブレーション群 : 66人
 
外科的アブレーション群 : 61人


を対象としたランダム化比較試験FASTの結果です。

難しい話は置いといて結果だけをざっくり書きますと、

1年後の30秒以上の持続的な心房細動発作の消失率は、

カテーテルアブレーション群 : 36,5%
 
外科的アブレーション群 : 65,6%

と、外科的アブレーション群の方が有意に高い。

これを心房細動のタイプ別にみてみますと、

発作性心房細動 : 35,1% vs 68,9%

持続性心房細動 : 36% vs 56%


であり、発作性では外科的アブレーション群が有意に高く、

持続性ではそこまでないみたいですね。

数字を見ると消失率が低いですが、左房拡張、あるいはカテーテルアブレーションが

無効の可能性が高いならば外科的アブレーションはとても有効であると

言えるのではないでしょうか。