
上の図は心室性期外収縮でしょうか?
上室性期外収縮でしょうか?
これはOMRONの携帯型心電計の波形ですが、私は今まで
心室性期外収縮だと思っていました。
しかし最近心電図の勉強をしていて、フッと自分の心電計の波形を見たところ
あれ?
と思いました。
心室性期外収縮は教科書通りなら、先行する心房波(P波)が認められず、
幅の広い心室波(QRS波)が認められる。
つまりこの波形ですね。

ちょっと波形が分かりにくいですがP波はありません。
では、上室性期外収縮の波形はどれでしょうか。
これです。

なるほど、先行する波形と同じですね。
今までは基本的にはこの二つが期外収縮の波形だと思ってましたが、
一番最初に出した波形、

これはおそらく上室性期外収縮のようなんです。
ちょっと難しいですが、 簡単に言うと
上室性期外収縮の興奮が心室には伝わったが左脚は通れるが右脚は通れない。
なので波形としては右脚ブロックの形となるようです。
通常の伝導経路ですが、
洞結節で発生した刺激は房室結節を通りほぼ同タイミングで左脚と右脚に流れます。
この時の波形はQRS幅が短い、見慣れた波形になります。
しかし元々左脚より右脚のほうが不応期が長いため、予期せぬ心房性の刺激が入ると
左脚が不応期を脱していても右脚はまだ脱していない状態の為、
伝導経路としては房室結節から左脚、そして右脚へと流れることになります。
不応期とは、新しい再分極過程で刺激がきても興奮出来ない時期なので、
その時に来た刺激が右脚の不応期だと一番最初に出した波形となるようです。
あまり詳しくありませんが、
この変行伝導の上室性期外収縮は積極的な治療は必要ないと思いますが、
詳しい方、知っておられたら情報お願い致します。
ちなみに逆の左脚ブロック型になれば治療の対象となると思います。
過去の心電図を見返しました。

おそらくこの中で上の真ん中は通常の上室性期外収縮、
下の波形は変行伝導の上室性期外収縮ではないでしょうか。