最近になり、ようやく認知されてきた新しい心房細動の治療法に、

『経皮的カテーテル心筋冷凍焼灼術』

というのがあります。

いわゆるカテーテルアブレーションの一種ですが、今までは高周波エネルギーにより40℃程の熱で焼灼する方法が主流でした。

しかし、それとはまったく逆の発想で、冷凍することにより治療するという方法が筑波大学附属病院循環器内科の青沼和隆教授らのグループにて施行されたということです。

これが2014年7月に施行されています。

九州では2014年11月、いち早く山王病院が臨床導入し、最近では2015年11月済生会熊本病院でも施行されているようです。

まだ治療法としてはそこまで臨床経験があるわけではありませんが、基礎がありましたので全国の病院でかなり多く採用されているのが現状のようです。

さて、手技は、

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このような感じみたいですが、これを見てお分かりのように大きなメリットがあります。

このバルーンカテーテルにより均一な一括冷凍焼灼でが可能となり、しかも従来の高周波焼灼術では深部まで浸透させるのが技術的に難しいのに対し、これは容易に深部まで浸透できるため、成功率も飛躍的に上がり、短時間で確実な心房細動治療が可能となったそうです。

手技が簡単で成功率も高い。しかも合併症の発症も低いとなれば、患者様にとっても医師にとっても、大変メリットが大きいと言えますね。


日本メドトロニック社製のカテーテル情報を以下に示しておきます。

http://www.medtronic.co.jp/wcm/groups/mdtcom_sg/@mdt/@ap/@jp/documents/documents/contrib_225381.pdf

ここで、フッと思ったのですが、この冷凍焼灼術の適応はどうなんでしょうか?

まず、肺静脈に原因箇所がある場合にしか使えないのは確かですね。いわゆる発作性の心房細動のみしか施行できないということでしょうか。

また、心房粗動や発作性頻拍などには出来ないため、改良品がそのうち出てきそうでね。