最近、また読書熱がフツフツとメラメラ

読んだ本の読書感想文を書いていきます。自分の記録の為に。


オリンピックの身代金
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時代は東京オリンピックの開催前。

主人公は東大生の島崎国男。


東北出身で、出稼ぎに来ていた実のお兄さんが飯場で急死したところから物語が始まります。

当時、東京オリンピック開催前に東京は急成長を迎えていました。

そのオリンピック工事に出稼ぎに来ていたお兄さんが急死します。


島崎は東大生で将来は官僚など、将来有望。

でも、かたや故郷東北では今日食べる物も困る生活。

雪深い地域では、冬は収入が無いので都会に出稼ぎに出ることが多い。

しかし、いざ東京に出ても待っているのは過酷な肉体労働。


同じ人間に産まれた来たのになぜ、産まれた立場が違うだけだ人生が違うのか。

島崎は実兄が死んだ理由が知りたく、自ら肉体労働するために建設現場に。



島崎は肉体労働のしんどさからヒロポンに手を出します。

そしてヒロポンにどんどん取り憑かれていき、実兄はヒロポンの多量摂取による心臓麻痺で死亡したことを知る。



私は学生運動含めて何らかの活動をしている人間の気持ちが分かりませんでした。

でも、この恵まれた環境に産まれてきたからなんですよね。


日本は急成長をしてきましたが、大事なものを置いてきてしまった。

一部の人間が勝手に判断して削除されたり、おいてけぼりにしてしまったものがたくさんある。


犠牲の中でしか成長が無いって分かってる。

でもそれをうまいこと調和してみんなが幸せにならへんのかな??



この作品を見て、みんなが心豊かに幸せな気持ちになれたらいいのに。って思いました。

ありきたりな最後になってしまったあせる