[光る君へ] 『第13回・まどう心』のあらすじ他 | コンデジ片手に出かけよう

コンデジ片手に出かけよう

私の旅の思い出を紹介します。

<あらすじ:NHKサイトでの概略紹介> 
4年が過ぎ、道隆(井浦新)の娘・定子(高畑充希)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木陽太)に入内する。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、兼家(段田安則)の後継争いが始まろうとしていた。一方、為時(岸谷五朗)は官職を得られず、貧しい暮らしが続くまひろ(吉高由里子)。ある日、さわ(野村麻純)と出かけた市で揉め事に巻き込まれる。文字が読めずに騙された親子を助けようとするまひろだったが・・・


<光る君へ紀行紹介地>
藤原氏と関連深い奈良市の春日大社が紹介されました。

かつて都が置かれ、国の中心として発展した奈良。
御蓋山(みかさやま)の麓(ふもと)に、藤原氏によって創建された春日大社があります。都の守護と人々の繁栄を祈る神社として、 奈良時代に称徳(しょうとく)天皇の命を受け、造営されました。
藤原兼家や道長は、春日大社をあつく崇敬し、足しげく通いました。
摂政となった兼家は、一条天皇に春日大社への参詣(さんけい)を勧めます。円融院(えんゆういん)の反対がありながらも春日行幸を実現させました。
境内にある国宝殿。藤原氏が奉納した宝物をはじめ、当時の最高の技術を現代に伝える美術品が多く納められています。藤原氏をはじめとする貴族たちに大切にされた春日大社。彼らが守り、そしてつないだ信仰の形が今も残されているのです



<気になるキーワード>
◎源倫子の誘いを断る「まひろ」
まひろの生活苦を知った倫子がせっかく「ウチで働いてみませんか」と誘ってくれたのに断ったまひろ。そこで、まひろが道長に送った陶淵明の「帰去来辞」が残っている事を知ったまひろ。このやりとりは、将来の紫式部と源倫子とのやりとりの伏線かも?

◎藤原彰子の登場と藤原道隆の娘・定子の入内
これから藤原兼家の息子たちでの勢力争いが始まりますね。


◎藤原道長の服の色が黒色に
平安時代には服の色によって地位が異なっていました。第12回放映の時の赤色から第13回放映では服の色は黒色になっていましたね。
尚、2024年の風俗博物館での展示では「服の色と地位」というのが特集されているみたいです。

◎手習・あめつちの詞
平安時代初期までに成立したとされる「あめつちの詞」。源氏物語に影響を与えている『宇津保物語』の「国譲上」の巻に手習いの手本として出ています。
あと、JR二条駅近くの発掘現場で平安初期の貴族・藤原良相邸跡から「かな文字のある墨書土器」が出土され、源氏物語以前より貴族の子女はでは「かな文字」の手習いを行っていた証拠だと言われますね。




<注目したポイント>
◎派手な格好で「御嶽詣」をしたことをまひろに伝える宣孝


大和国吉野郡(現在の吉野山)にある金峯山に参詣することを「御嶽詣」といますが、ド派手な格好で「御嶽詣」に行ってきた、とまひろに自慢したのは藤原宣孝。かつて従三位中納言だったころの藤原兼家も「御嶽詣」を行っていたんですね。
藤原宣孝が「御嶽詣」をした時は藤原兼家一族が権力の中心。おそらく藤原宣孝からすると「良い役職を得るためのアピール」だったようで、後に当時重要視されていた筑紫国司(現在なら福岡県知事)に任命されています。ただ、この出来事を知った清少納言が「枕草子」に書いていますので、ひと悶着ありそうな伏線ですね。