[源氏物語あらすじ] 第35帖・若菜下(わかな げ) | コンデジ片手に出かけよう

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第35帖・若菜下は光源氏41歳3月から47歳12月の事を語っています。この帖のメインの話題は『紫の上の死去』になります。
※Top写真は、宇治源氏物語ミュージアムの展示物になります。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「御法」という題名は、光源氏の40歳の祝いの席に養女の玉鬘が若菜を差し出したことおよび光源氏の歌「小松原末のよはひに引かれてや野辺の若菜も年をつむべき」からきています


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「二ごころたれ先づもちてさびしくも悲
      しき世をば作り初めけん」


<あらすじ>
冷泉帝が東宮(後の帝)に譲位すると同時に、太政大臣が隠居を申し出ます。東宮には明石の姫君の第一皇子が立ちます。
紫の上は光源氏に出家したいと希望を出しますが、考え直すよう説得されます。 後日、光源氏一行は明石一族を伴い住吉大社へ参詣し、様々な願いが叶ったことのお礼参りを行います。
柏木は女三宮の姉・落葉宮と結婚するが満足できず、乳母の手引きで女三宮と密通します。
※ここから、少しづつ光源氏の運命の歯車が狂い始めます。


<第35帖・若菜下の主な出来事>
◎六条院で行われた競射

◎柏木が女三の宮の猫を預る

◎真木柱、兵部卿宮と結婚

◎兵部卿宮と真木柱の不幸な結婚生活

◎冷泉帝の退位

◎六条院の女方の動静

◎源氏が住吉に参詣

◎源氏、須磨にいた往時を回想

◎朱雀院の五十賀を計画する

◎密通の罪の恐れにおびえる柏木と女三宮

◎光源氏が柏木から女三宮への手紙を発見

◎源氏、女三宮の密通を思う

◎柏木と女三の宮、密通露見におののく

◎源氏、女三の宮を諭す

◎源氏、柏木に皮肉を言う

◎柏木の病、さらに重くなる