[京都の3月] 上賀茂神社・桃花神事2023 (3月3日) | コンデジ片手に出かけよう

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3月3日というと「桃の節句」。上賀茂神社では桃花神事が行われました。当日は、本殿での神事と「雛流し」が行われます。


桃花神事の開始は午前10時。神事自体には有料で参列可能です。


手水舎には、こんな可愛い雛飾りもありました。



桃花神事とは五節句の重要な行事の一つで、神前に桃の花やこぶしの花、よもぎ餅などの神饌をそなえ、無病息災を祈ります。儀式は本殿側の川の前で参拝することに始まります。



その後、宮司たちの行列が古来の方法にのっとって神前に神饌をそなえるために本殿へと進みます。




神事自体が終わると「雛流し」がおこなわれる『ならの小川』へと神官たちが移動します。そして、雛を流す場所は葵祭で斎王代が禊をする場所と同じところです。


雛流しに先立って、神官たちの拝礼が行われます。


そして、神官たちが流す雛は巫女さんが持たれている様子です。



ひな流しの原点は『上巳の節句』で禊も行われていたこと。紙で作った人形(ひとがた)に罪や身の穢れを移してから、川などの水に流すことでお祓いすることで、1年の無病息災と子供の成長を祈願したもの。因みに『上巳の禊』は源氏物語第12帖・明石にも出てきますね。


一番最初に雛を流すのは巫女さん二人。


無事に流れている雛を見送った後に、ほっとした感じの笑顔が素敵でした。



巫女さんに続いて神官たちが雛を流していきます。



上賀茂神社の流し雛は菱餅をかたどった船の上に雛が立った形のものなんですね。有料(500円:300体限定)で参加することが出来るので、数多くの人々が順番に雛を流しておられました。



少し暖かくなった当日、雛が優雅にならの小川を流れていきました。



◇上賀茂神社の公式サイト◇

 



<上賀茂神社の基本情報>
拝観時間:自由拝観
拝観料 :無料 
主祭神 :賀茂別雷大神
神体  :神山(神体山)
創建  :伝・天武天皇6年(677年)
本殿様式:三間社流造
札所等 :神仏霊場巡拝の道第102番(京都第22番)
例祭  :5月15日(賀茂祭、葵祭)
住所  :京都市北区上賀茂本山339
最寄駅1:市バス「上賀茂神社前」より徒歩すぐ
最寄駅2:市バス「上賀茂御薗橋」より徒歩5分
最寄駅1:市バス「御薗口」より徒歩3分