[源氏物語あらすじ] 第12帖・須磨 (すま)  | コンデジ片手に出かけよう

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第12帖・須磨では、光源氏26歳春から27歳春のことが話題になっています。須磨に蟄居した光源氏が様々な苦難をむかえますが、後に栄光をつかむまでの試練ですね。



※Top写真は、住吉大社表参道にある”俵屋宗達筆・澪標の図屏風”の複製陶板画。になります。第12帖・明石から第21帖・少女までの物語は、須磨での禊の後に明石に行きそこから運気が上昇していく様子が書かれていて、住吉大社が重要ポイントになっています。
※今後はTop写真を変更する可能性もあります。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「須磨」という巻名は、光源氏が須磨で過ごした1年間を描いていることからきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「人恋ふる 涙をわすれ 大海へ 引かれ行くべき 身かと思ひぬ」


<あらすじ>
政敵である弘徽殿女御に朧月夜(弘徽殿女御の妹)との密会がばれ、様々なこともあり自ら須磨への退去を決意する光源氏。左大臣家を始めとする親しい人々などに別れを告げます。
そして、紫の上には領地や財産をすべて託します。

須磨はやはり都と比べると侘び場所。光源氏は都の人々と便りを交わしたり絵を描いたりしながら、侘しさを紛らわす日々を送ります。
そんな時に、都から親友である頭中将がはるばる訪ねてきて、一時の再会を喜んだ光源氏でした。
やがて上巳の祓を海岸でおこなっていた時、嵐が須磨一帯を襲い、源氏一行は皆恐怖におののきます。


<第20帖・朝顔の主な出来事>
◎須磨退去を決意する光源氏

◎光源氏が、左大臣邸をはじめとして親しい人に離京の挨拶をする。
<関連事項> 鳥辺山の葬送の煙
<関連事項> 二条院(光源氏の邸宅)

◎都を離れ須磨へ行く光源氏

◎須磨での光源氏の住居    
<関連人物> 在原行平
<関連地>  須磨源氏寺

◎寂しさを紛らすために、京の人々へ手紙を送る光源氏
<関連地>  須磨
    
◎朧月夜が尚侍として参内する

◎須磨の秋、月夜を愛でる光源氏
<関連事項> 釈迦牟尼仏の弟子
<関連事項> 十五夜
<参考事項> 石山寺で月を愛でる紫式部


◎筑紫五節と和歌贈答する光源氏
<関連事項> 筑紫五節

◎明石入道の娘について
<関連事項> 明石の入道
<関連事項> 明石の上
<関連事項> 住吉神社 (住吉大社)

◎須磨で新年を迎える光源氏
<関連事項> 須磨で植えた桜 (須磨寺)

◎上巳の祓
<関連事項> 上巳禊


<参考本>  うつほ物語