[源氏物語あらすじ] 第28帖・野分(のわき) | コンデジ片手に出かけよう

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第28帖・野分は光源氏35歳3月から12月のことを書いています。

※Top写真は佐賀県唐津市にある鏡神社。『第22帖・玉鬘』から『第31帖・真木柱』までは、玉鬘十帖と呼ばれる源氏物語でも光源氏の一生と関連が薄い外伝的状なのでTop写真を統一しています。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


帖名の「野分」は、8月に都を野分(台風)が襲った時にことを描いていることからきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「けざやかに めでたき人ぞ 在ましたる 野分が開くる 絵巻のおくに」


<あらすじ>
8月のある日に激しい野分(台風)が都を襲い、六条院の庭の草花も倒れるなど被害が出ます。心配してへ訪れた夕霧は混乱の中で偶然紫の上の姿を垣間見て、その美つくしさに驚き、その姿は夕霧の脳裏から離れなくなります。

野分の翌日に、見舞いのために光源氏と夕霧は六条院の女君たちをそれぞれ訪問。そこで、垣間見た玉鬘の美しさに夕霧は見とれます。
花のように美しい女性たちの姿に心乱れる夕霧ですが、幼馴染の雲居の雁へ恋文を送ります。


<第28帖・野分の主な出来事>
◎野分の襲来した後の六条院で、夕霧は紫の上を垣間見る
<関連事項> 野分 (台風)

◎野分の被害を心配して三条宮邸と六条院を訪ねる夕霧
<関連事項> 三条宮邸 (大宮の住い)

◎六条院の女君たちを見舞う夕霧と光源氏

◎雲井雁へ手紙を書く夕霧

◎三条宮邸の大宮を訪ねる内大臣(頭中将)