[京都の1月] 通し矢(1月中旬の日曜日:三十三間堂) | コンデジ片手に出かけよう

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※アップしている写真は過去に撮影したものです
祝日の改正に伴い1月中旬の日曜日に開催されている『三十三間堂の通し矢(弓引き初め)』。
 
 
通し矢の起りは諸説でありますが、本堂の縁の上で矢をとばして、その矢数によって優劣を競った競技ともいわれます。
 
 
その故事にならい、全国から弓道の有段者が集まって三十三間堂全国大的大会が開かれ、本堂西側の射場で直径約1メートルの的を約60メートルの距離から競射します。
 
 
 
特に新成人の晴れ着姿での競技は、正月ならではの華やかさで、京都の風物詩のひとつです。無料公開される境内は、終日、賑わいをみせます。やっぱり新成人女性の晴れ着は華やかですからね。
 
 
この日の三十三間堂は無料拝観ができるので見学も自由になっています。また境内で行われるので撮影禁止ですが『楊枝のお加持(やなぎのおかじ)』というのもあります。
インド伝来の修法で、平安時代からの伝統をもつという当院最重の法要です。儀式では聖樹とされる「楊枝・やなぎ」で、観音さまに祈願した法水を参拝者に注いで、諸病を除くというもので、特に頭痛に効くと伝えられます。
 

<三十三間堂の基本情報>
拝観時間:09:00 - 16:30 (季節変動あり)
拝観料 :600円
宗派  :天台宗
御本尊 :千手観音
創建年 :1165年 (長寛2年)
札所等 :洛陽三十三所観音霊場 の 第十七番札所
所在地 :京都市東山区三十三間堂廻り657
アクセス:市バス「博物館・三十三間堂前」より徒歩すぐ