[宇治市木幡] 許波多神社 (主祭神・天忍穂耳尊 他) | コンデジ片手に出かけよう

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私の旅の思い出を紹介します。

 

旧奈良街道に面している許波多神社(こはたじんじゃ)。古代から中世にかけては、広大な旧巨椋池の北東の周辺水域に位置していました。尚、宇治市五ヶ庄古川にも同名の許波多神社がありますが、かつて同一の神社でした。


社伝では、645年(大化元年)に皇極天皇が夢で「吾れ天神故に下土に神陵なし吾が霊を祭祀し給へ」とのお告げを受け、中臣鎌足に命じ木幡荘に社殿を造営させたと伝えられます。



壬申の乱を前に大海人皇子が大津宮から吉野に向かう際、社頭に柳の枝を挿して「我に天位を践まば、この柳、芽を出すべし」と戦勝を祈願した。大海人皇子が即位すると柳の枝が芽を出したことから、天皇は霊験を賛えて「柳大明神」の名を贈り、社領を寄進したといわれています。 



拝殿・本殿方向に向かっていったときに気になったのがコレ。どうみても「茅の輪」のような雰囲気。通常は6月末の夏越の時だけと思っているので意外でした。



写真は許波多神社の本殿。明治四十一年に木幡北部に祀られていた田中神社を相殿に祀られています。



◇お休み石◇
「お休み石」なるものも発見。勝運が授かるお休み石だそうで、大海人皇子(後の天武天皇)が当社の前をお通りになった時大きな石に腰掛けてお休みになられましたとの説明がありました。



◇狐塚 (宇治陵のひとつ)◇
境内には「狐塚」と呼ばれる宇治陵第36号墳墓があり、藤原基経の墓と伝えられています。 



<許波多神社の基本情報>
拝観時間:自由拝観
拝観料 :無料
創建  :(伝)大化元年(645年)
主祭神 :天忍穂耳尊・天照大御神・天津日子根命
本殿様式:流造 
所在地 :京都府宇治市木幡東中1 
最寄駅1:JR奈良線「木幡駅」から徒歩3分
最寄駅2:京阪宇治線「木幡駅」から徒歩5分


★境内社紹介
◎市杵島社・稲荷社・愛宕社


◎八幡社


◎天照皇大神宮
 


◎春日神社


◎毘沙門天跡石碑