[京都市上京区] 西方尼寺 (天台真盛宗) | コンデジ片手に出かけよう

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私の旅の思い出を紹介します。


上七軒バス停から北野天満宮に向かうあたりを上七軒といいますが、その中にあるは天台真盛宗寺院・西方尼寺(さいほうにじ)。非公開寺院なのか上七軒を通っていていつも山門が閉まっている寺院です。


寺伝によると文明年間(1469~87)に真盛を開山として大北山の地に尼僧の道場として建立。永正年間(1504~21)に現在の地に移り西方寺と改めました。御本尊の阿弥陀如来像は椅子に腰かけた中品中生の印を結ぶ珍しい仏像です。重要文化財の絹本著色観経曼荼羅図は大和当麻寺の中将姫ゆかりの綴織観経曼荼羅(当麻曼荼羅)を鎌倉時代に転写したものです。



境内には秀吉の北野大茶会に千利休が用いたという利休の井が残るそうです。そのいわれがあるためでしょうか、年間行事として北野大茶会のときには副席になるそうです。偶然にも訪れた時には着物姿の方々が出てこられていました。1月初旬の訪問でしたから初釜だったのかなとも思っています。




名物真盛豆は真盛が念仏を聞きに来た信者に出したのが始まりと伝えます。





◇西方尼寺の紹介サイト◇

 


<西方尼寺の基本情報>
拝観時間:非公開寺院
宗派  :天台宗真盛派
創建  :文明年間(寺伝)
御本尊 :阿弥陀如来
山号  :真盛山
最寄駅1:市バス「上七軒」より徒歩5分
最寄駅2:市バス「北野天満宮前」より徒歩7分
最寄駅3:京福電鉄「北野白梅町駅」より徒歩10分
住所  :京都市上京区真盛町745-1