[神奈川県鎌倉市] 収玄寺 (日蓮宗) | コンデジ片手に出かけよう

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江ノ電「長谷駅」を降りて長谷寺へと向かう途中、道路沿い左手にある日蓮宗寺院・収玄寺(しゅうげんじ)。日蓮四大法難の一つ、龍ノ口法難において日蓮とともに殉死を覚悟したという、北条(江間)光時の家臣、四條金吾頼基の屋敷跡に建てられた寺院です。
尚、このお寺の開基の日勇(1604-1651)は京都に生まれ、京都市山科区にある護国寺(山科檀林)を開山した江戸時代の僧侶だそうです。


山門を入ってすぐ気が付いたのですが、東郷平八郎元帥の揮毫による「四条金吾邸址」の大きな石碑がありました。長谷寺への通り道でしたし、この石碑が気になって立ち寄りました。


四條金吾頼基の金吾とは、頼基の官位、左衛門尉の唐名。頼基は日蓮の有力な檀越(檀那、布施者)であり、法名は日頼といいました。日蓮に深く帰依した頼基は日蓮四大法難の一つ、龍ノ口法難(1271年)の際、日蓮とともに殉死を覚悟するほどだったそうです。


<収玄寺の基本情報>
拝観時間:自由拝観
拝観料 :無料
宗派  :日蓮宗
本尊  :十界曼荼羅
創建  :文政年間(1818-1829)
開基  :日勇
アクセス:江ノ電「長谷駅」下車、徒歩2分
住所  :鎌倉市長谷2-15-12