『日本書紀』によると、越前(福井県)の三国(みくに)から迎えられた男大迹王(おおどのおおきみ)は、のちに継体天皇として507年に樟葉で即位し、5年にわたり宮を営んだとされます。
樟葉宮跡の杜は交野天神社の境内にあります。
石灯籠が並ぶ参道を進むと拝殿の向こうに室町時代の一間社流造で桧皮葺の交野天神社本殿と末社八幡神社本殿が見え、拝殿右側の杜の奥には貴船神社が鎮座する小丘があります。
この小丘周辺は継体天皇が即位した樟葉宮跡の伝承地として大阪府の史跡に指定され、小丘の麓には顕彰碑が立っています。太古からの原生林の姿を残し、かすかな木漏れ陽は、訪ねる人を遠く古代に誘います。
◇樟葉宮跡の杜の紹介サイト◇