2024.1.28(日)
龍王山展望コース 10㎞
近鉄ハイキング あみま倶楽部
今回は龍王山に登る。
山に一人で登るのはちょっと心配。
日曜日なら人もいるだろうし、何かあった時に助けてもらえるかもと、いつもは平日に出かけるが、あえての休日のハイキングだ。
何もないに越したことはないが…
てくてくマップによると、近鉄の駅のある天理、もしくは桜井からバスで、龍王山のふもとの柳本バス停まで行き、そこからスタートになっている。
最寄りの駅にJR柳本駅があるが、「近鉄ハイキング」だけに、そのことにはまったく触れていない。
私は、家から徒歩圏内でバス停まで行けるので、今回、電車は使わない。
自宅を9時25分に出発。
柳本バス停までは10分ちょっと。
途中のマンホールのふた、こんなだったんだ!
地元民なのに、意外と知らないことがある。
9時37分、柳本バス停、チェックイン。
長岳寺、トレイルセンターの方へ入っていく道!
正面が龍王山。
その頂上へこれから向かう。
右側は崇神天皇陵
龍王山へ上るルートは2つあり、ややなだらかな崇神天皇陵側からと、ちょっと急な北側がある。
今までに5回、山頂へ行ったことがある。
途中までを車でが2回、下から全部歩きでは3回。
歩きの時は毎回、崇神側から上がり北側から下りるコースをチョイスしている。
今回、近鉄ハイキングのてくてくマップでも、崇神側から上り、北側から下りるようになっている。
慣れたとまではいかないが、知ってる道だ。
意気揚々と上がっていたところで、2つ目のチェックポイント、「崇神天皇陵」でチェックインするのを忘れていたことに気が付く。
やってしまった!またか!と落ち込む。
引き返すには、もう、まあまあの所まで来ている。
下山のあと、崇神天皇陵の方へ回り道してチェックインしようと、気を取り直して黙々と登る。
龍王山古墳群のあたり。
この石の下は洞窟になっている。
足場が少しずつ険しくなってくる。
少し整備された場所に出た。
山頂まで1㎞、麓のトレイルセンターまで3㎞とあるので、4分の3、登った。
バス停の所から1時間ちょっと。
この先に、長岳寺奥の院があるのでちょっと寄り道。
初めて来た時は、どこ?って思ったが、この奥に不動明王様がいらっしゃる。
ちょっと足場が悪いが、ここを乗り越える。
何百年も、こんな山の中で一人で立ってる…
通る時はぜひ寄らねば…と、なぜか思ってしまう。
元の分岐の所まで戻り頂上を目指す。
コンクリートで作られた石段ゾーンになる。
ここが結構長い。
前回来た時は体力もなく、この石段が終わらないんじゃないかと思うほどつらく、何度も立ち止まった。
今回はやや健脚になっているおかげか、なんとか休まず登りきる。
少し開けた場所に出る。
11時ごろだ。下から約1時間半ぐらい。
前には車道があり、案内板もある。
ここは、南城跡と北城跡の分岐点になる。
山頂は、南城跡の方だが、今回は、チェックポイントに北城跡というのもあるので、初めて北城跡の方へも行ってみる。
案内地図にもあるように、散策路は、あちこちが通行止めになっているので、車道に沿って行くことにする。
車道を下って行く。
道路沿いに案内板。
この看板の所で、車道から奥へ入る道があり、そこを行くと小高いところに広場があり、どうやらそこが北城の跡らしい。
標識も何もなく、ホントにここかな?と、グーグルマップで確認したら、現在地はちゃんと北城跡のごく近くになっていた。
車道に戻り、もう少し下ると、天理ダムの方から車で上がる時に通る休憩所がある。
その近くの道路の脇に北城跡のチェックポイントの石碑があった。
この石碑の場所がなかなかわからなくて、うろうろして、偶然、北城跡へも行けたのだが…
北城跡のチェックポイント到着。
11時35分、チェックイン。
こんな山の上に、確かにお城が2つ、あったようだ。
再び車道を歩く。緩やかな上りだ。
最初の分岐まで戻る。
山頂まであと0.5㎞だ!
ここも2つのコースがあって、いつもは左側の方からしか行ったことがなかったが、今回は、右側の「柳本龍王社」の方から行ってみる。
木々の間にポツンと祠がある。前には池。
龍王山に、龍王社!
今年は辰年で、龍重なりで、なんかご利益がありそうな気がする。
少し引き返す方向に進み、合流地点へ。
分岐から左へ進んでも右へ行っても、ここで合流する。
これを上った先がゴール!かと思わせて、もう一つ、こういう階段があり、その先がゴールだ!
山頂は、標高586m。
雨が沁み込んでしまったんだろうが、表示の紙の文字がにじんでいるよ~
もっとしっかりしたもので作って欲しい。
天気のいい日は、耳成、畝傍、天の香具山の大和三山が見えるのだが、今日はちょっとモヤっていてクリアでないのが残念。
頂上は、年配のグループの方が休憩中。
もうすぐ12時だったので、私も持参したおにぎりを食べ、ひと休み。
頂上に、マウンテンバイクの2人組の若者がやって来た。
天理ダムの方から上がって来たのかな?
最後は階段しかないので、自転車、かかえながら、引っ張って来たんだろうなぁ、大変だわ…と見ていた。
それぞれが記念撮影していたが、「2人一緒に、誰かに撮ってもらう?」という声が聞こえた。周りを見渡すと、私より年配の方ばかり。
それならば、と思い、「撮りましょうか?」と、おせっかいおばちゃんになる。
うまく撮れていればいいのだが…
ひと休みして、後は下山。
下りは速い。
頂上への分岐のすぐ近くにある、藤井 田龍王社。
こちらも、柳本龍王社と同様、祠の前に池がある。
池は、龍王の住処ということだろう。
2つの龍王社は、雨を支配する、水の神様だったようだ。
ここからは、来た道と違う北側のコースを下って行く。
下り途中に、南洋風な不動明王に出会う。
足場が悪いため、鉄板で橋を架けてくれていたが、踏むとグラグラする。
その安全を祈るためのお地蔵様かもと思わせられた。
やっと長岳寺山門前に到着。
頂上手前の分岐まで、上りは1時間半かかったが、下りは40分ほど。
長岳寺のチェックポイントは、山門ではなくて、鐘楼門付近ということなので、結界を超えて山門の方へ。
長岳寺 山門
この拝観受付の向こうに、鐘楼門がある。
これより先は拝観料がいる。
入るなら、長岳寺は関西花の寺のひとつなので、花の季節か、有名な地獄絵図の公開の時期にしたい。
試しにチェックインをしてみたら、ここでできた!
12時58分、長岳寺、チェックイン。
残すは、チェックインし損ねた崇神天皇陵だ。
道の駅トレイルセンターの中にあるレストラン勝井で、「山の辺カレー」でも食べようと思って立ち寄る。
想像以上の混雑。
待ち時間は30分以上だそうだ。
30分待ってたら、家に帰れるわ…と、あきらめ、残りひとつのチェックポイント、崇神天皇陵へ向かう。
崇神天皇陵の、丸くなった方にチェックポイントの印があるが、付近を歩き回り、何回もチェックインを試みるが反応しない。
やっと見つけたチェックインできる場所がここだった。
崇神天皇陵のすぐ東側にある、櫛山古墳の説明の看板前。
ここは、もはや、「崇神天皇陵」というよりも、「櫛山古墳」じゃないのかい?
1時23分、崇神天皇陵、チェックイン。
龍王山展望コース、踏破スタンプゲット!
後は家へ帰るだけだ。
ここも冬は水抜きしているなぁと思いながら緩やかな下りを歩く。
遥拝所
ここで、ふと、レストラン勝井の同系列のお店「ピクトン」が駅前にあることを思い出した。
ランチタイムを調べると2時までとなっている。
間に合うじゃないか~
勝井の系列店ということは、おいしいに決まっている。
一度行ってみたいと思っていた。今日、行くしかない!
ということで、JR柳本駅中の「ピクトン」へ。
お疲れ様です。
山の辺定食。
これは日替わりランチで、今日は小エビの天ぷら。
瓶ビール 550円
山の辺定食 850円 合計1,400円
やっぱり間違いなくおいしい。
おなか一杯、ごちそうさまでした。
午前中は晴れていたのにいつの間にか小雨が…
私が下山中にすれ違った上りの人たちは、雨の中下りてくるのか、大変だなぁと思いつつ、小走りで家に帰る。
今日の万歩計
今日の2万歩は、いつもの2万歩と違うよ!
山に登ったから、体力は2倍くらい使ったかもと、自分を褒めた。