2024.1.9(火)

 

喜光寺(きこうじ)

 

近鉄ハイキング「奈良・西ノ京寺社巡りコース」の途中で喜光寺へ参拝。

 

菅原天満宮を出て、喜光寺を目指して歩くと、いきなり大きな道路があるところに出た。

もしや、ここは、伊丹空港へ行く時、空港行のリムジンバスの窓から見えていたお寺?と気づく。

 

南大門

2010年に落慶したというから、まだ新しさを感じられる。

 

中へ入ると、正面に本堂。

行基菩薩が東大寺建立に先だって、本堂を建立したという伝承から「試みの大仏殿」とよばれてる。

 

ちなみに、東大寺はこんな感じ。

屋根の反りとか、よく似ている。

 

境内は蓮の鉢がたくさん並んでいる。

6月中旬から8月上旬の午前中には、咲き誇る、約80種250鉢の蓮の花を見ることができるそうだ。

 

このお寺は、行基菩薩が土地の名前から「菅原寺」と名づけられたという。

その後、聖武天皇がご本尊をおまいりされたところ、ご本尊から不思議な光が放たれ、聖武天皇は大いに喜ばれ、「歓喜の光の寺である」として「喜光寺」の名を賜ったということで、「菅原寺」から「喜光寺」になったそうだ。

当初の名前「菅原寺」の扁額が、本堂の正面に掲げてあった。

 

中央に阿弥陀様。

後背は修理中とのことでちょっと身軽な感じになっていた。

 

建物自体が、「試みの大仏殿」というだけあって、天井がとても高い。

なのに、いらっしゃる仏様は皆さん坐像なのだ。

もし立ち姿でいらっしゃって、立像であっても、頭が、天井に届いてしまうことはないのにと、天井までの空間を少し惜しくも思った。

 

弁天堂

正面の厨子には秘仏の御神影の宇賀神像が安置されていて、初詣と蓮の時期にあわせ、特別開扉しているということだ。

1月は1日から15日までが特別開扉の期間とホームページで見たので、楽しみにしていたが、厨子の扉は閉まったままだった。

まさか、開けて見せてくださいとも言えず、写真でこんな感じか…と想像する。

 

この弁天堂の周りの弁天池は、初夏には睡蓮が咲くそうで、蓮と睡蓮、両方が楽しめるお寺なのだ。

 

行基堂

喜光寺を開き、喜光寺で入寂された、行基菩薩を祀ったお堂だ。

周囲には行基菩薩を囲むように千躰地藏が祀られている。

 

境内の一角に、たくさんの石の仏様がいらっしゃる。

その中央に、不動明王様。

毎年3月2日の行基會大祭には、不動明王の前で柴燈大護摩が組まれ、法要が行われるそうだ。

その時、この正面にある蓮の鉢は、移動するとのこと。

大変な作業だ…

 

佛舎利殿

 

中はきらびやかで、ここで供養していただけたら寂しくないだろうと思わせられた。

 

お寺を後にし、前の大きい道路を渡ろうと歩道橋にあがったら、喜光寺の伽藍が一望でき、上から見ることなんてあまりできないことなので、なんか感動!

 

拝観料 500円

拝観時間 25分

 

 

たくさんの蓮の鉢に圧倒される。

ぜひ、蓮と睡蓮が見ごろの季節にまた訪れてみたいと思った。

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

大人の焼き物