2023.12.18(月)

 

今日は伏見稲荷大社へ行く。

いつもみたいに社寺をいくつか巡るわけでもなく一か所のみだ。

奈良から近いし、ゆっくり出てもいいのだが、いろいろな方のブログを読んだところ、とにかく混む!らしい…

人の少ない赤い鳥居を撮るには、早い時間がねらい目だと…

 

アクセス

7時過ぎ、最寄りのJRの駅から電車に乗り、7時22分、奈良着。
7時26分、奈良発快速に乗り、7時59分、宇治着。

ここで各駅に乗り換える。

8時2分、宇治発、8時19分、稲荷着のはずだった、が、電車が危険信号を感知したため安全確認のため緊急停車とのこと。

稲荷駅に着いたのは8時45分だった。

早く着きたかったが…まっ、仕方ない。

 

駅を出て、人の流れについて行くと、すぐに見えてきた。

9時前なのに、かなり人がいる。

 

拝観

いきなりのキツネのお出迎え、しかもアクロバティックな体制で…

 

表参道を進むと楼門へ。

 

左手に手水舎もあるが、直進する人の目には入らないようで、素通りの人がほとんどだ。

 

「伏見稲荷大社」の扁額

 

颯爽としたキツネ

 

 

外拝殿の吊り灯籠は、「黄道十二宮」をあらわしているそうで、星座のようなものらしい。

これは「かに座」だわ…

これは夫婦のようだが、「ふたご座」を意味するらしい…

 

いよいよ本殿へ。

大学生風の団体とかち合う。

人の少ない写真はあきらめる。

本殿は、とてもきれいで優美な作りで、欄間のような蟇股の所も凝っている。

ここでお詣りする。

 

その後、左側の授与所へ行き、神仏霊場の御朱印をいただく。

 

御朱印代 300円

 

授与所の横に、絵馬をかけるところがあり、御朱印を待ってる間に観察。

絵馬も数種類あるようだが、ここ、伏見稲荷ならではのものが、下の鳥居の形をしたものらしい。

 

「願いが通る 願かけ鳥居」だそうだ。

日本人ではなく、中国の方か、漢字圏の人が書いたとみられるものが多数。

もしや、海外の人にインスタかなんかで流行っているのかも!と感じた。

 

本殿の横を進む。

右側が本殿の正面側。

正面から見た時には気付かなかったが、屋根の片側が長い独特の造りになっている。

 

奥へ進む。

 

ちょっとすました感じのキツネだ。

 

 

「神馬」の建物。

人参がお供えされていた(笑)

 

キツネにしては耳が丸い。イヌ寄りだ。

 

 

こちらは木製ゆえにか、箱入りキツネだ。

 

 

いよいよ千本鳥居といわれるゾーンに。

この先、連続した鳥居の列が2列あり、右側通行になっている。

たぶん、ここが一番混雑するところなのだろう。

 

ここのキツネはりりしい。しかも細マッチョ!

 

 

千本鳥居を抜けたところは、奥の院と呼ばれるところで、ここまではとても人が多い。

違った種類の絵馬もある。

にっこりキツネもいた。

 

このエリアには、石の重さの感じ方で、願い事の判断をする「おもかる石」というのがある。

住吉大社にも、似たようなのがあったなぁと思いつつ通り過ぎようとしたら、ちょうど団体さんがいなくなって空いたので、祈念させてもらった。

灯籠の上に乗っている石を持ち上げるのだが、はっきり言って重い。

 

腰ぐらいの位置から持ち上げるものは上げやすいが、自分の胸の高さから物を持ち上げることを想像して欲しい。

背の高い人には軽く、背の低い人にとっては重く感じるのでは?と…

 

いやいや、願い事をかなえるためには、一層の努力が必要ということなのだ。

 

気を取り直して先へ進む。

 

ここまで来て、引き返す人が多いという。

確かに、千本鳥居も歩き、数々のキツネにも出迎えられて、伏見稲荷大社は満喫できる。

 

この先は、「稲荷山」の山登りというくくりらしい。

山登りって言ったって、標高は233mだ。楽勝⁈

 

せっかく来たんだし、行くしかない。

 

人もずいぶん減った。

 

少し進んだところ、左側に「根上がりの松」

株に関係する人からは、「値が上がるのを待つ」といわれて縁起がいいらしい。

また、持ち上がった松の根が、ひざまずいて祈る姿に似ているので「膝松さん」と呼ばれ、根元をくぐったり、木肌を撫でると腰やひざの痛みが治るといわれているらしい。

ぜひくぐって、撫でて、と、思うが誰もいない。

ここをくぐればいいのか?

今のところ、腰やひざの痛みはないが、この先も健康でいられますようにとの願いを込める。

 

近くには、何かよくわからない不思議な岩。

さざれ石?に、イタチ?イグアナ?

よくわからんもやもや

 

さらに鳥居を進む。

 

「おもかる石」のある奥の院から10分ほどで「熊鷹社」

白いキツネがいてなんだか神秘的。

この周りをぐるっと回れるようになっていて、奥に「新池」という池がある。

 

行方知れずになった人の居場所を探す時、この池に向かって手を打ち、こだまが返ってきた方向に手がかりがつかめるという言い伝えがあり、別名「こだまが池」ともいわれるらしい。

 

さらに進む。

階段の部分が増え、少しきつくなる。

 

そんな中、一気に見通しが開け「三ツ辻」という場所に出る。

 

そこからほんの少し上がると「四ツ辻」

ここには茶店もあり、休憩もできる。

 

こちらからは、一番最初にくぐった鳥居が見える。

まん中、やや下にある赤いのがそれだ。

かなり上がったなぁ~と思ったが、近くにある地図を見ると山頂まではまだまだ。

 

すぐ近くに「御幸奉拝所」へ向かう石段がある。

まるで天にでも向かうのかというような石段なのだ。

 

ここまで来てかなり疲れている。

誰も登る人がいない。

この上に何があるのか見たい気はするが、今日は山頂の方を目指そう。

 

ここからは、左右に道が分かれる。

右回りか左回りか、どちらがいいのか?

よくわからなかったので、とりあえず左側から頂上を目指す。

 

 

またしてもアクロバティックなキツネ!

こちらは口にくわえた筒から水を出す、手水場になっている。

 

眼力大神とある。眼力が付くのだろうか…

 

稲荷大神 ここはキツネではなく、狛犬だ!!

 

この先で、山頂への道と清瀧(きよたき)の分岐になった。

 

清瀧の方へ向かう人はいない。

だが、あえて行ってみることにした。

 

どんな景色を観ることができるのか…

 

何もない所をどんどん下って行く。

 

苔むした風情のある所にやって来た。

水の音はする。瀧は近そうだ。

着いたようだ。誰もいない。

ここが「清瀧」らしい…

上品な水量の瀧?がふたすじ…

夏は涼しくてよさそう。

 

東福寺へ行く道もあるようだ。

 

行き帰りに、それぞれ一人ずつ、すれ違った。

あんなに参拝の人がいたのに、清瀧へ行く人は少ない…

 

行きは、瀧までかなり下るので、帰りは上りのみ。

 

やっとの思いで分岐の所まで戻る。

分岐の所から、往復で15分。

体力は、15分の往復以上に消耗した感があった。

 

そのまま頂上を目指すには疲れ過ぎていたので、御膳谷奉拝所でお詣りしながら、体力の回復をはかる。

 

再び山頂を目指す。

 

薬力社 わらじがたくさんある。

そう、今の私に必要なのは歩く力よ!

 

ひたすら上る。

石段が続く。

まだなのか…

 

不意に、茶店の所へ出て、「山頂」の表示。

ちょうど10時半。

確かに、本当にここが山頂?って確認したくなるような場所だった。

四ツ辻からは35分。清瀧の往復15分を引いても、20分で山頂だ。

 

一ノ峰

この周りをぐるっと回れそうだったが、今日は、お正月を迎えるためのお掃除の日だったのか、立入禁止となっていた。

 

何か物足りない思いを残しながらも下山開始。

 

ここからは下りだ。

 

二ノ峰

 

 

 

ここは下りの中でも一番長い石段。しかも急こう配。

右回りで山頂を目指す時はここを登ることになる。

左回りの登りもなかなかきつかった。

右も左も大差はないのかも…

ただ、左回りは日陰が多く暗い。

暑い季節は、汗をかかなくて済むので、しんどい登りは左回りの方がいいかも…

三ノ峰

再び三ツ辻

山頂から15分もかからずだ。下りは楽々!

 

ここからは裏参道の方へ行ってみる。

 

民家とたくさんのお社が混在している。

 

裏参道には、たくさんの神社、摂社、末社があり、多種多様で、たくさんあり過ぎて、すべてをじっくり拝観するような気力がもうない。

そのなかで、ちょっと気になったのがここ。

 

荒木大神

 

この奥にある、口入稲荷本宮は、えん結びをつかさどり、人々の良縁、求人、就職他、色々な人と人との縁を結んでくださる神様だそうだ。

「口入人形」は「伴(仲人)」を真ん中にした夫婦の狐の三体の白狐がセットになった伏見人形で、持ち帰ったのち、願いがかなったら返納するものらしい。

この人形の数からして、たくさん、願いがかなった人がいるようだ。

 

再び、参道を下る。


 

縁日のような屋台が見えて来て、境内の北側に到着したようだ。

 

この時点で11時ごろ。

 

スタートが8時50分。

かかった時間は2時間と10分。

 

御朱印をいただく時に、満願証のことでちょっとごちゃごちゃして15分ほどかかった。

清瀧の往復でも15分ほど。

すんなり御朱印をもらい、清瀧をパスしたら、1時間40分で山頂まで往復できる。

 

今回は、千本鳥居と、おもかる石、そして山頂までの往復で満足。

細かいところは、もし次回があれば、その時の楽しみにしよう。

 

拝観時間 2時間10分

 

今日の予定はこれで終了。

いつもなら帰ってランチでもいいのだが、今日は、「神仏霊場巡拝の道」満願の日、記念すべき日なのだ。

きちんとランチを食べてひとり打ち上げだ。

 

ランチは、可乃古(かのこ)というお蕎麦屋さんに行こうと決めていた。

いつも混んでるところらしいが、11時オープンなので、すぐに行けば待たずに入れるはず。

 

グーグルマップを見ながら目的地へ。

すぐに見つかり、ランチをいただく。

 

 

帰路

帰りは、JR稲荷駅から12時5分の電車に乗り、宇治で快速に乗り換える。

12時51分に奈良に着き、乗り換えの電車は13時24分。

待ち時間は33分もある。

 

改札を出て、時間潰しに、駅ビル内をウロウロし、「うめもり」で、おはぎを買う。

なんだか満願になったことで、お祝いの気分なのだ。

 

再び電車に乗って、14時前に帰宅。

 

夫にもおはぎを勧め、ご機嫌の私だった。

 

今日の交通費 1,840円

 

今日の万歩計

 

いい運動になった。

 

初めて行った伏見稲荷大社、独特の雰囲気があり、人気があるのがわかるような気がした。

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

GREEN SPOON ゴロゴロ野菜スープ

 

大人の焼き物