2023.4.14(金)③

 

東寺(教王護国寺)

 

アクセス

 

京都駅八条口を出て、ランチで辛子そばを食べ、東寺へ向かう。

 

新幹線で京都駅の近くになると見えてきて、ああ、京都だ!と思わせてくれる、京都のシンボルのような五重塔は東寺のものだ。

 

東寺というが、本当は教王護国寺という長い名前だ。

だが、地図も、バス停も、ほとんどのものが東寺という名が用いられている。

 

京都駅から東寺へは徒歩15分らしい。

バスでも行けるが、バスを待つか歩くか迷う距離だ。

もし、バスの1日乗車券を持っていればバスに乗るだろうが、今日は歩く。

 

途中、行列ができているお店があった。

しかも並んでいるのは全員外国人。

何のお店だろうと、行列の先を覗いたら「ラーメン研究所」と書いてあった。

このラーメン屋さん、人気なんだ…

 

その前を通り過ぎ、高架の下を通り過ぎ、しばらく行くと、東寺の門が見えてきた。

 

東寺 北総門

北総門から北大門までの道は、櫛笥(くしげ)小路といい、平安時代以来そのままの幅で残っている京都市内ただひとつの小路だそうだ。

 

右側は洛南高校

洛南高校の人は、毎日、東寺の門をくぐってこの小路を通って学校に通うのか…

なんかすごい!

 

拝観

北大門

ここから東寺の中に入る。

入ると、左側に広い駐車場があった。すべてのものが広くて大きい。

 

境内に入ると、遠くの方に五重塔が見える。

 

まず食堂(じきどう)に向かう。

お参りをし、中で神仏霊場の御朱印をいただく。

御朱印代 300円

 

食堂の中の右半分くらいのスペースで、「陶彩画展」という、タイルで描かれた絵画展というのか、をしていた。

龍や花の絵が、見る角度によって虹のように色が変わって見える、不思議でとてもきれいな絵だった。

即売会もしていて、大きいものから小さいものまで、お値段もいろいろだが、ちょっと買って行こうかしらという金額のものではない。

購入している人は、ほとんどポストカードだった。

 

食堂を出て、有料区域に入るためのチケットを購入。

 

金堂・講堂 宝物館 観智院の3か所、それぞれ500円で1,500円になるところを、セット券は1,000円になる。

 

チケット売り場の方が、入れる場所を説明してくれた。

 

まず、すぐ近くのエリア、金堂・講堂を見学する。

 

講堂

入ると、左側に多くの仏像が所狭しと配置されている。

 

全部で21軀もの仏像が安置されているという。

弘法大師の密教の教えを表現する立体曼陀羅というものだそうだ。

 

一番大きい仏像が、天井の高さにぴったりと収まっている。

この仏像に合わせてこの建物を作ったのかと思うくらいだ。

 

次に隣の金堂へ向かう。

講堂と金堂は、大きさはほぼ同じに見えるが、色も建築様式も違う。

 

なんと、こちらは3軀の仏像のみ。

中央に薬師如来、左右に日光、月光菩薩だ。

 

薬師如来の台座の周りに十二神将像が薬師如来様を支えるように立っている。

光背にも七仏があり、大きい仏像は少ないが、見どころの多い仏像だった。

こちらも、薬師如来の光背の高さが天井とぴったり。

建物が先か、仏像が先か気になる。

 

次は庭園を散策。

 

あの有名な五重塔は有料エリアにあった。

 

奈良のシンボル、興福寺の五重塔は、興福寺の境内に入ると、間近で見ることができる。しかも、無料で!どうだ!

 

ただ、こちらは高さが約55mで、日本一だ。

興福寺の五重塔よりも5mほど高い。

 

五重塔のすぐ近くに牡丹園があり、すでに満開。

少し早いんじゃない?

GWまでもつのかなと、満開で見られたことはうれしいがちょっと心配にもなる。

 

庭園の中ほどにある、瓢箪池からの五重塔

もらったリーフレットにも手前に池があり、奥に五重塔の写真がある。

たぶんここがビューポイントだ!

空が青空なら申し分ないのだが…惜しい。

 

ツツジも満開

 

春の初めには、枝垂れ梅も咲いていたんだろう。

その名残に、枝垂れた枝に梅の実がびっしり。

 

ヒラドツツジ?もみごとな満開。

 

庭園を後にし、観智院へ向かう。

 

太元堂

鎮護国家を司るという大元帥明王と四天王を祀る。

大元帥明王は憤怒の形相であるといわれている。まさに、このお顔か…

 

北大門を出て、橋を渡り、少し進んだ右側にある。

 

玄関先にヒメウツギ?の花がもう咲いていた。

ウツギの花は卯の花とも言われ、「卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて…」という「夏は来ぬ」という歌にあるように、卯月を代表する花だ。

卯月は旧暦の4月だが、新暦に直すと4月下旬から6月上旬にあたるらしい。

今年は桜も早かったが、ここ東寺は、すべての花が早いように感じる。

 

この観智院は、お庭以外撮影禁止なので、庭の写真しかないが、凛としたお庭だ。

 

 

建物内部は、宮本武蔵の襖絵や、お茶室、知恵の仏様、五大虚空蔵菩薩像など、見るものも多い。

五尊の仏様は、蓮台に座り、獅子や象、馬、孔雀など、それぞれ違う鳥獣の上に乗っている。一見の価値ありだ。

 

最後に宝物館へ行く。

東寺に伝わる、南北朝時代に作られた「弘法大師行状絵巻」という、弘法大師の誕生から入定までの一生を、絵や言葉で綴る絵巻を、約8年かけて、より鮮やかに見やすくする修復が行われた。

その修理完成記念ということで、全12巻、すべての展示と、修復の工程の様子がパネルで展示され、興味深いものだった。

 

一番気になったのは、入ってすぐのところにあった、平安京の全体図だった。

こんなに広いと思った東寺も、平安京の中のほんの一部だ。

 

飛鳥はもちろん、藤原京も、平城京も、奈良はかなわないわ…と思わせられる広さだった。少し心が折れた。

 

最後の力をふりしぼり、御影堂(みえどう)へ行く。

 

ここは、弘法大師がお住まいだった場所だ。
弘法大師は、ここで講堂の立体曼荼羅を構想し、造営工事の指揮をとったそうだ。

本当は南大門の方へも行ってみたいが境内は広い。

近鉄の東寺駅を使えば、南大門側から入るのが近いらしい。

 

すでに、かれこれ2時間は東寺のなかをうろうろしている。

かなり疲れた。今日はこの辺で拝観終了。

 

再び北総門を出て、来た道を戻る。

 

 

帰路

 

東寺を出て、約15分歩き、京都駅へ。

 

15時37分発のJRに乗り、奈良で乗り換え。

奈良駅構内で、乗り換えのためエスカレーターに乗ったところで、外国人の男性が、あの「せんとくん」と記念撮影をしていた。

あまりにもユーモラスで、エスカレーターで上がって行く中で、あわててシャッターを切った。

久しぶりに「せんとくん」と記念撮影をしている人を見た。

 

17時前に帰宅。

 

今日の交通費 3,230円

 

今日の万歩計

よく歩いた。

疲れた…

 

 

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