2023.3.10(金)
播州清水寺
アクセス
今日は西国三十三所巡りの第25札所、播州清水寺へ2回目の巡礼に行く。
ちょっと遠い。
前回は、昨年の4月、桜満開のころ、松尾寺で知り合った先達さんに、新三田から車で連れて行っていただいた。
今回は、公共の交通機関で向かう。
7時前、家を出て、最寄りのJRの駅へ向かう。
電車に乗り、奈良で乗り換え、大阪駅へ。
8時26分に大阪に着くが、乗り換えの篠山行き快速は9時20分発だ。
54分も待ち時間がある。
いろいろ調べてもそれしか無い。
この時間を使って、駅構内でモーニングを食べてみることにした。
どこかへ入ろうと思っていたのだが、セブンイレブンのコーヒーの香りにつられて、もう、セブンでいいかという気になる。
コンビニで、自分で注ぐコーヒーを買うのは初めて!
息子に運転を頼んで一緒に出かけた時に、コンビニの自分で注ぐコーヒーを飲んでいたので、システムを聞いたことがある。
レジでコーヒーの種類と大きさを行って、お金を払うと紙コップが渡されるから、それを持って、自分で機械の所へ行って、あとはドリンクバーと同じ、と…
サイズはSを頼むって言ってたけど、RとLしかない。
一瞬戸惑ったが、Rはたぶんレギュラーだと思って、「コーヒー、レギュラーで」と注文した。
紙コップを会計の時にもらい、自分で機械から注ぎフタを取って閉める。
豆を挽いてからドリップになるのか、コーヒーが出るまで少し時間がかかる。
これだけのことだが、ちょっとドキドキ。
早くフタを乗せ過ぎたらしく、フタの上に珈琲のしずくが…
時間つぶしのモーニングは、結局、コンビニでパンとコーヒーを買った。
そして、連絡橋口改札の前の、駅構内側、ホームが見下ろせるベンチで食べた。
コーヒー レギュラー 102円
パン 360円 ちょっと高い…
左側に点線が付いていて、キャラメルの箱を開けるように(たとえが古いが)、ビニールの包装の一部分だけ開けることができ、直接、手でパンに触らなくても食べられるようになっていた。
めったにコンビニを利用しないので、たまに利用すると、いろいろな物の進化に驚かされる。
すごくおいしい。最近よく食べていた志津屋のカルネにちょっと似ているが、それよりもおいしいかも。
値段も1,5倍だし、当然か…
今日は、青春18きっぷを利用している。
無人駅から乗ったので、時間もあるし、大阪駅の改札の所へ行き、切符に今日の日付印を押してもらう。
電車は9時20分、大阪駅、始発とある。
始発なので少し早めに来るだろうと思って、15分前にホームへ行く。
9時15分に姫路駅の新快速が同じホームに来ることになっていた。
私が乗る電車はその後にしか来ない。始発なのに5分前か…
もう少しベンチに座っていればよかった。
9時20分、大阪発、10時11分相野着。
駅前に停まっていた、10時15分、相野駅発、清水寺行きのバスに乗る。
少し行くと、バスの窓から、道路沿いにたくさんの窯元らしき名前のお店が見えた。
このあたりは、丹波焼の有名な所らしい。
知らなかったが、丹波焼は日本六古窯の一つということで伝統ある焼き物だった。
途中、「陶の郷(すえのさと)」や、「兵庫陶芸美術館」というバス停があった。
どちらも、陶芸に関する建物や施設で、体験や見学など色々楽しめるようだ。
「こんだ薬師温泉」というバス停もあった。
温泉施設の入り口までバスが行くのだが、平日の午前中にもかかわらず、駐車場に車がかなり停まっていた。
人気の温泉なのかもと気になった。
ちょっと調べてみたら、「丹波石 岩風呂」という、特産の丹波石をふんだんに使ったお風呂と、「丹波焼 陶板風呂」というのがあって、丹波焼を湯舟、露天風呂、床にも使用したお風呂があり、週ごとに男女入れ替わるらしい。
丹波焼、ここでも出てきた!
焼き物の里らしいなぁと思う。
11時1分、46分かけて清水寺に到着。
お寺の登り口にゲートがあって、そこで、車の場合は料金を払うのだが、バスは、降りる時に運賃のほかに、現金で入山料500円を、払うシステムだった。
次の時の為にも、運賃はICOCAでいけるが、入山料のための現金500円を用意していくのを覚えておこう。
拝観
仁王門
仁王門を過ぎると、なだらかな道を通って、5分ほどでお堂のあるエリアへ着く。
手水舎 今はお休みになっている。
放生池の向こうが大講堂
左側へ進むと、大講堂の正面。
こちらが、西国三十三所、二十五番の札堂。
靴を脱いで中へ入り、お参りする。
プラス100円で内陣も拝観させていただく。
授与所で西国三十三所の御朱印をいただく。
御朱印代 軸300円 曼陀羅500円
このお寺は、本堂が二つある。
ひとつは大講堂で、もう一つは、この80段の石段の先にある根本中堂だ。
途中で左手の方へ行き、鐘楼の所へ。
「開運の鐘」といわれ、撞くことができる。
横からの鐘楼
残りの石段を上り、根本中堂へ。
こちらは大講堂と違って多色使いだ。
根本中堂の左奥にある「おかげの井戸」
霊泉「滾浄水(こんじょうすい)」が湧き、そのおかげで山の上にあるお寺なのに水に困らないそうだ。
そこから清水寺という名前になったともいわれている。
屋根の形がなんかいい感じ。おとぎ話に出てくるみたい。
この井戸をのぞきこんで自分の顔をうつせば、寿命が3年延びると言い伝えられている。もちろん、映るまでのぞき込む。
根本中堂の奥に、大塔(多宝塔)跡
ただの石ではない。歴史の詰まった石なのだ。
その近くで、木の手入れで、枝を落としているのか、高いところにロープだけで登る、本物の木こりの人がいた。
カッコイイ!
境内は、クリスマスローズがたくさん。
このあとは、桜、しゃくなげの花と、出番待ちの蕾がいっぱいだった。
拝観終了
滞在時間約1時間
帰路
来た道を引き返し、12時3分発のバスに乗る。
バスの便は1日2往復しかないので、これに乗り遅れたら、次は14時50分しかない。
最初のバスで来た7人全員がこのバスに乗っていた。
12時39分、相野駅着。
12時57分、相野発のJRに乗り、13時51分、大阪駅、連絡橋口改札へ。
ここで娘と待ち合わせをしている。
年度内に、半端になった半日有休を使い切りたい娘と、遅いランチを大阪駅近くで、スパイスカレーを食べたいと思っていた私の条件がマッチング。
一緒に大阪駅でランチをすることとなった。
ランチ
大阪駅のルクアという駅ビルの、地下2階、バルチカというゾーンにお店はある。
ここへ行きたいと、娘にリクエストしておいたので、場所は調べてくれていて、私はついて行くだけで、迷うことなくお店に到着。
「旧ヤム鐡道」、鐡道とスパイスカレーがどういうつながりかはわからないが、スパイスカレーの有名店だ。
若い人が多い店はちょっと気が引けるが、今日は娘と一緒なのでそれも気にならない。
間もなく14時という、ランチには遅すぎやろという時間にもかかわらず、行列が少しできていて、6人目くらい。
向かいにあるの小籠包のお店は、すぐ入れそうで、そちらにも惹かれたが、いや、今日はスパイスカレーだと思い、順番を待つ。
待っている間、メニューを観察。
「お母さん、どれにする?」
「オールがけに決まっとるやろ⁈、今回が、最初で最後かもしれへんから、全部食べてみる。」と、やる気満々で答えた。
娘が、「量、そんなに食べれるかなぁ?」
そんな心配かい…お母さんに任せとき!と、心の中で思った。
10分ほど待った。
最前列になったところで、注文を取ってくれて、そのあと席に案内。
席に着いてからも待つ。
その間に、他のお客さんの席に料理が届く。
合いがけの人が多く、ご飯にも種類があることが判明。
娘に、「注文の時、ご飯の種類、聞かれなかったよなぁ?色が着いたご飯の方が本格的でいいよなぁ?」
田舎から来た母親像丸出しで、店員さんに、「すみません、ご飯の種類、聞かれなかったんですけど…」とたずねるた。
「オールは、玄米と、ターメリックライスの両方が付きますよ!ご希望ならどちらかだけにすることもできます!」とのこと。
そうだったのか~良かった。
あっちだったら今頃食べ終わっていたかもと、前の店の、小籠包の写真をにらみながら、空腹に耐える。
やっと料理が来た。
まず、ビール。 605円
オールがけカレー 1,595円
どれもおいしい。
ライスの上のアルファルファと、生の玉ねぎがアクセントになっていてそれもおいしい。
ルゥポットという、小さいポットが付いている。
これの意味がよくわからない。
途中でかけてみたが、こんな少量ずつのものを食べるのに、味変なんかいるのか?と、最後まで意味が分からずも、ぜんぶかけて、完食。
ただ、気になることが…
カレーって、熱々のものを食べるイメージなんだけど、スパイスカレーは、そうじゃないのか?
適当に温かいのだが、熱くはない。
娘に言うと、「インドみたいな暑いところで食べるものだから、こんなんじゃないの」と。
それも一理ある。
もう少し熱くしてほしいと思うのは、私がスパイスカレーたるものを理解していないからなのか…
再び帰路
おなか一杯になって、JRの改札に向かう。
14時58分、大阪発の大和路快速に乗り、奈良で万葉まほろば線に乗り換え、16時半前に帰宅。
今日の交通費 青春18きっぷ1回分 2,410円(1,730円お得)
バス 600円×2=1,200円
合計 3,610円
今日の万歩計
お寺一か所だし、ランチは迷わずなので、こんなもの。
いつもなら、ランチのお店を探してうろうろするので、もう少し歩くと思うが、今日は娘のおかげで直行だった。
迷うと自分がふがいなく思えていたが、迷うことは歩くこと、健康のためにいいことなのかもとふと思った。