2023.2.28(火)④
多賀大社(たがたいしゃ)
アクセス
観音正寺の拝観を終え、駐車場に戻った時、時間は14時半を過ぎていた。
残すは多賀大社のみ。
神社で、御朱印をいただけるのは、16時までのところが多い。
調べると、17時までとある。
でも、早いに越したことはない。
グーグルマップで調べた予定では、20,2km、37分とある。
近くまで行って、駐車場に少し迷い、22㎞、43分で到着。
鳥居を過ぎてから、神社の中へ入る道を進む。ここは、車では行ってもいいのか?と不安になりながら、橋を渡り、さらに進むと、何台か駐車してある車があったので、
そこへ停める。
参集殿駐車場と書いてあった。
境内の横の方にあたる場所のようで、もう一度、正面から入るために、入り口まで戻る。
道路には大きな鳥居。
「絵馬通り」と書かれてある。
何のことだろうと思って、後で調べたら、近江鉄道「多賀大社前駅」から多賀大社表参道絵馬通りとして、縁結びのスポットがあったり、地獄めぐりと称して、鬼に出会えたりと、いろいろな見ものやパワースポットがあるらしく、車で、境内まで行ってしまって、ちょっともったいなかったかなぁと思った。
もっと、時間に余裕を持って来たい場所だった。
鳥居、反対側から見ると、「笑門」
「笑う門には福来る」ということだろう。
こちら側は、帰りに見る側なので、お詣りして、ありがたい気持ちになって、福が来るということか!と、納得した。
が、私はこれから、お詣りするのだ。
拝観
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」と古くから云われているという。
伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が祀られている。
日本で初めて夫婦になられた神様で、天照大神をはじめ、八百万(やおよろず)の神様のご両親にあたるそうだ。
つまり、伊勢神宮の神様のご両親が、この多賀大社にいらっしゃるのだ。
正面 鳥居をくぐる。
太閤橋
かなり傾斜が急で、横木を渡してあるが、登るのは何とかなっても、下りはかなり手こづる。
私は一段ずつ降りたが、息子は全部飛ばして飛び降りた。
もしここを渡る時は、降りる時を考えてからにしようと、注意喚起したい。
御神門
広い境内
手水舎
シンプル!
しゃもじの形の絵馬がぎっしり。
神馬舎
帰る頃には入り口が閉じられていた。
能舞台
今でも現役で使われている。
お正月に、翁始式(おきなはじめしき)という行事があり、能が奉納されるそうだ。
拝殿
奥の右側に大きいしゃもじがある。
元正天皇の病気の時、多賀大社の神主さんが強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上した。すると、天皇はたちまち治癒されたと伝えられている。
そういういわれで、杓子が有名で、だから絵馬もしゃもじの形なのかとつながった。
お詣りをし、境内左手にある社務所で神仏霊場の御朱印をいただく。
御朱印代 300円
これより境内散策
境内右側は、摂社、末社。
寿命石
平安時代のころ、東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が参詣し、二十年の寿命を授かり、無事、東大寺を再建出来た。
寿命石はその由緒を伝える石である。
たくさんの延命祈願の白石。
「子安神社」という、安産の神様もいらっしゃる。
さらに奥へ進むと、この神社で唯一派手というか、きれいな朱塗りの鳥居のある場所があった。
金咲稲荷大明神
「金が咲く」なんといい響きの言葉。
朱の鳥居が並ぶ。
この御社殿、以前は木の色のままだったようだが、令和3年に朱塗りになったそうだ。
朱塗りもよく似合ってる。
しっかりとお詣りする。
境内左側、駐車場の方へ向かう。
明治維新に大きくかかわったとされる文庫。
ここで、密議が行われたそうだ。
大釜
神社なのに鐘楼が…
太閤蔵
所々に豊臣秀吉がこの神社に残したものがあり、歴史の中にこの神社も存在していたんだと、実感として感じることができる。
拝観終了
拝観時間 30分
帰路
もうすぐ16時。
飲食店はアイドリングタイムという、営業をしていないお店がほとんどの時間帯だ。
息子に運転を頼んだ時に、「ラーメンを御馳走する」と。
私が拝観している間に、ラーメン屋さんを探しておくことになっていた。
やはりこの時間帯は難しいらしい。
1軒だけ寄ってみたが準備中の札が…
飲食店は、だいたい17時過ぎれば営業が始まる。
仕方ない、奈良に帰ってからにしよう。
一路、奈良へ。
ナビが「90分過ぎました。休憩を取りませんか?」と話しかけてきた。
新車に変えてから、初めての遠出。
そうか、今度のナビ、こんな管理もしてくれるのか…
ということで、近くのコンビニへ。
ジューシー肉まんとビール!
もし何かあったら運転を変わるために、アルコールはやめようと思っていたが、肉まんの頭に「ジューシー」とついている。
空腹だったせいもあり、もう、食べたくて食べたくて。
そうなるとビールも必須。
息子よ、ゴメン。もう運転は変われない。あとはヨロシク、だ!
小腹を満たし、自宅付近に到達。
しかし、息子へのお礼のラーメンがまだだ。
息子が、行ったことはあるが、ちょっと高いので、自分では行きにくいというラーメン屋さんへ行くことにした。
「麺〜leads〜なかの 天理店」
テーブルとかは、おしゃれでカフェのよう。
注文は食券を買う。
TORI白湯らーめん 930円
ビール 620円
半熟味玉 160円
ちなみに替え玉というシステムはなく、麺大盛という食券が180円であり、息子はそれ。
驚いた。
ラーメンの表面が白い。
麺は中太というタイプらしい。
豚骨の匂いがわずかにするが、そんなに強くはない。
実は、私はとんこつが苦手。でもなんとかいけそう。
いつもは汁も飲み干す派の私に、「お母さん、汁は残しや」と言われ、半分くらいの汁を残す。
世の中のはやりのラーメンは、こんな感じなのか⁈
普通の醤油ラーメンしか知らなかった…
無事、今日のノルマを終え、19時半に帰宅。
お土産は、多賀大社前で買った「糸切り餅」
今日の運転 約285㎞ 8時間
お疲れ様!!
今日の万歩計
いくら車で行っても、歩く時は歩くのだ。
夜中の3時ごろ、眠っていたのに突然おなかが痛くなって、トイレを占拠。
翌朝、息子が「お母さん、夕べ、おなか壊してたやろ?」と。
「実は僕も調子悪いねん…」
あのラーメン、合わなかったみたい。
残念。