2023.2.14(火)①

 

2月に入って、まだ一度も出かけてない。

休みの日に晴天を待ち望むが、なぜか休み=雨となる日が続く。

 

しっかり歩かない日が続くと、足が弱り歩けなくなるのでは…の恐怖が襲う。

 

今日は曇り。

足ならしのために、そんなに遠くない所へ出かけることにした。

 

近鉄沿線、奈良と大阪の間、枚岡神社。

大阪メトロ谷町九丁目、生國魂神社。

天王寺から、乗り換えていく法樂寺を計画した。

 

 

枚岡(ひらおか)神社

 

アクセス

近場なのでゆっくり目の出発。

 

最寄りのJRの駅から天理駅へ向かう。

9時20分、天理着、近鉄に乗り換える。

9時30分、天理発、9時48分、西大寺着。

同じホームの反対側、西大寺9時52分発の準急で枚岡へ向かう。

 

近鉄に乗る時は、ほとんど急行に乗るので、準急で停まる駅はほとんど馴染みがない。知らない駅名が続き、緊張する。

 

そろそろだと思い、読んでいた文庫本をリュックにしまい、窓の外を見ていた。

あっ、鳥居?と思ったらすぐに枚岡に到着。

 

駅を降りると、どっちかなと迷うこともなく、目の前に神社!

 

左側を見ると、電車の中から見えた鳥居があった。

石鳥居

 

拝観

 

石段を上り、鳥居をくぐる。

二の鳥居

広くて長い参道。

ちなみに、一の鳥居は駅の反対側の方、約800m西にあるそうだ。

 

手水所

鹿ではないか!

手水所に鹿がいるのは、これで3か所目だ。

奈良の春日大社、9月に行った、京都の大原野神社、そして、ここだ。

 

角が長い!

 

注連柱に変わったしめ飾りが付いていた。

注連柱の奥に、狛犬ではなく、ここにも鹿がいた。

 

向かって右側は雄鹿、お父さんの鹿だ。

踏み台があり、触れるようになっている。

なで鹿だ!

 

向かって左は雌鹿と子鹿、お母さんと子供の鹿だ。

角度を変えて撮ってみた。

優しげな表情。なんだかほのぼのとした気持ちになる。


石段を上り拝殿へ向かう。

 

拝殿

玉を持った龍が軒にいる。

絵馬も飾られている。写実的なうさぎだ。

 

中門

御本殿の入り口

灯篭の感じとか、春日大社に似てるなと思い調べてみた。

 

元春日ということだ。

元伊勢は聞いたことがある。天橋立の籠神社がそうだった。

 

奈良の春日大社の「若宮十五社巡り」の第13番納札所が枚岡神社遥拝所である。

 

春日大社の神様は、枚岡神社からお招きされたと伝えられていて、そのことに由来して春日大社に遥拝所があるということだ。

 

枚岡神社は春日大社よりも古い神社なのだ。

 

そういうつながりで鹿がいるのかと納得。

 

拝殿の右手の方に進むと、「感謝と祈りの道」というのがあった。

末社、摂社が並んでいる。

 

一番手前が一言主(ひとことぬし)神社

「一言願札」というのがある。

この願い札にひとこと願いを書き、札掛け所に掛けておく。

願い札の勾玉の部分はくりぬいて、願いが叶うまで持っておく。

願いがかなった後は、持っていた勾玉の部分を、この感謝の水鏡に入れる。

そして、「一言感謝絵馬」を受け、感謝の気持ちをささげると一層のご加護を受けられるということだ。

こういう時に、私は何を願っていいのかわからないのだ。

今度、願い事ができたら、ここのことも覚えておこうと心にメモする。

 

末社、摂社をお詣りしながら進んで行くと、広い公園に出た。

枚岡梅園だ。

 

何年か前に、梅が病気になって全部植え替えたということで、まだそんなに大きい木はない。時期も少し早いので、花はまだこれからだ。

 

梅の木にはそれぞれ種類の名札が付いていて、こんなに多くの種類があるのかと、名札を読むだけでも楽しかった。

 

水仙もある。

ディズニーベンチもあり、休憩もできる。

もう少し暖かくなったら、お弁当でも持って梅の花見に最適そうな場所だ。

 

来た道を戻る。

 

拝殿の所まで戻って来る。

拝殿向かって左側に社務所があり、御朱印はそちらでいただく。

神仏霊場の御朱印をお願いする。

御朱印代 500円

 

拝殿向かって右側に授与所がある。

気になる陶器のおみくじがあった。

おなかに小鹿のいる母鹿。

さっき、入り口で見た狛犬の代わりにいた鹿だ。

そしてなんだかわからないがラグビーボール。

それぞれ授与していただく。

この時はわからなかったが、この枚岡という場所は、近鉄の東花園という、花園ラグビー場のある駅と2駅しか離れていないのだ。

ラグビーはご当地ということなのか。

 

最初に来た、拝殿の正面の石段ではなく、横の石段の方を下りてみると、瀧があり、「禊場」の表示があった。

神様のいらっしゃる森から湧き出る神聖な水で心身を清め、元気を甦らせていただくお滝場とのこと。

「元気を甦らせていただける」という言葉になんだか惹かれてしまう。

 

このあたりから雪がちらほら降り始める。

電車の時間を確認して急ぎ足で境内を後にする。

 

拝観時間 35分

 

あとで、枚岡神社のHPを見ると、「お笑い神事」のことが書いてあった。

時々ニュースで、大声でみんなで「ワッハッハー」と声を出して笑うというものを見たことがあったが、どうやら、ここの神社で行われていることだったらしい。

 

参道の広場で、毎朝、ラジオ体操があったり、地元の人とともにある神社だなぁと、近くの人がうらやましく思えた。

 

次は、谷町九丁目の生國魂神社だ。

谷町九丁目は、大阪メトロの駅だが、近鉄上本町の駅からでも歩いて行けるらしい。

なので枚岡からそのまま近鉄で上本町駅を目指す。