2023.1.31(火)②
阿部野神社
アクセス
住吉大社を出て、次は阿部野神社へ向かう。
迷ったのは最寄り駅だ。
神社のホームページによると、南海上町線、南海本線、南海高野線、それぞれの最寄り駅が4つも示されているのに、地図で見ると明らかに近いであろう、阪堺電車の駅については、まったく触れられていないのだ。
調べたら、「天神ノ森」駅から阿部野神社へ参拝したとのブログ記載を見つけた。
行けるんだ!と、阪堺電車でアクセスしてみることにした。
阪堺電車、11時35分発「住吉鳥居前」から乗車する。
「天神ノ森」11時43分着。
路面電車だったのが、降りた時は普通の電車のように線路になっていた。
遮断棒はない踏切を渡る。
グーグルマップを起動。
だいたいの方角を確認したものの、自信がないまま歩く。
住宅街の中の、車は通れないような道幅の細い道を行く。
ほんの4分ほどで到着。近かった!
神社への経路は、道路が細く、ずっと個人のお宅の脇を通る。そして、これという目印が無い。
神社が、ホームページに最寄り駅として記載しないのは、そういうことかと納得した次第だ。
拝観
西側から入る。
石段の上がると馬の像が出迎えてくれる。
「幸誘う語らい神馬」という言葉とともに、両側には、狛犬ではなく馬の像が向き合っている。
鳥居の先、右側に手水舎
なんと獅子の口から水だ!
ここから境内へ。
境内に入ると、右側に大きい絵馬。
絵馬の先に、もう一つの入り口。
もしかして、こちらが正面?と思いながら、そちらへ回り、入り直す。
南側の鳥居
この鳥居をくぐった先に参拝者用の駐車場がある。
私は歩いての参拝だが、車の人は車に乗ったまま鳥居をくぐることになる。
知らないとちょっと緊張するなぁと思うのは私だけか…
鳥居の先に、北畠顕家(きたばたけあきいえ)公の像
南北朝時代、後醍醐天皇側、南朝側として戦い、21歳という若さで壮烈な戦死を遂げる結果となってしまったとある。
どこかで聞いた話、そういえば、先日行った四条畷神社も、南朝側で戦った、楠正成の子、楠正行を祀ってあった。
阿部野神社のホームページに、建武中興十五社(けんむちゅうこうじゅうごしゃ)の一つとある。
建武中興十五社とは、建武中興(建武の新政)に尽力した南朝側の皇族・武将などを主祭神とする15の神社のことで、その中に、両方とも含まれていた。
なるほど…である。
ますます興味深い南北朝時代である。
こちらにも手水舎
こちらは玉を抱えた龍
正面から入って行く。
拝殿
ここでお詣りし、右側の社務所で神仏霊場の御朱印をいただく。
御朱印代 300円
この神社は、月替わりの御朱印もいただけるそうで、多色使いでありながら、直書きもしていただけるそうだ。
私が御朱印をいただく時も、御朱印待ちの方が数人いて、奥を見ると、神主さん?らしき方が、ピンク色のチューブを持って、御朱印帳に向かわれていた。
神仏霊場の御朱印は、基本的な、墨と朱印だけのシンプルなものだが、カラフルな凝ったものまで直書きでいただけるとは…
なんと素晴らしい神社なんだろう。
先に行った、住吉大社で、シンプルな御朱印でさえ直書きしていただけなかったので、余計にそう思った。
あちらは全国屈指の参拝者数を誇るので、いろいろな事情はあるのだと思うが…
引きずっている私だった。
拝殿左横から、拝殿の周りを一周できるようになっている。
拝殿の真後ろには、みんなが触ってピカピカになった牛と白蛇が!
拝殿の左側
朱の鳥居が続く「旗揚稲荷社」
願かけの「旗上喜常(はたあげきつね)」
旗を掲げたキツネのおなかに、目標や願い事を書くことにより、旗を掲げて前向きに頑張る方々を応援してくれるそうである。
キツネがかわいい。
中にも旗が掲げられていた。
境内に、中今亭という茶室がある。
第一日曜日は、中今亭が公開されるそうだ。
さらに、西成の生根神社と、住吉の生根神社と、ここ阿部野神社をお詣りし、御朱印を頂く三社めぐりを行うと、しょうがアメの記念品をいただけるらしい(二月末まで)。
入り口には茶人をかたどった灯篭が立っていて興味をひかれた。
境内くまなく歩き、ここで拝観終了。
拝観時間 20分
迷わないように来た道を戻り、阪堺電車の終点「恵美須町」駅へ。
次は、今宮戎神社。