2023.1.17(火)③

 

太融寺(たいゆうじ)

 

アクセス

大阪天満宮を出て、曽根崎通りを渡る。

 

寺社巡りをするようになってから、よく歩くようになった。

しかし、こんな街中を歩くのは初めてかもしれない。

 

歩道は広いが、人も多く、自転車もひっきりなしに通るので、いったい歩道のどこを歩けばいいのか、田舎者の私は戸惑う。

信号待ちをしてると、歩行者の信号が赤なのに、さっと歩き出す人がいて、ほどなく青に変わる。

みんな、信号が変わるタイミングを知ってるんだわと思う反面、あとひと呼吸、青になるまで待ってもいいのに、と、大阪人のせっかちさを感じる。

 

道路は、計画的に作られた街なのか、碁盤の目のようになっていてわかりやすい。

グーグルマップを頼りに、目的地の近くへ。

 

ここを曲がったら、太融寺があるはず、と、見たら、お寺の真ん前に、ラブホテルが連なっていた。

 

太融寺は、821年に開創とあるので、絶対にお寺の方が先にこの地にできたはずだが、よりによって、お向かいさんが、ラブホテルだとは…

お寺の拝観時間が終わってから、ホテルはネオンが灯るのだろうし、住み分けはできているとも言えるが…

 

 

拝観

 

南門より入る。

 

正面に本堂

お寺の中は、周りの喧騒がウソのように、静寂に包まれ、清浄な空間だった。

自然と厳かな気持ちになれる。

 

天井は、お花の絵がぎっしり。

できはしないことだが、(三浦じゅん氏ならできそうだが)、ここで寝転んでゆっくり天井を眺めてみたい。

 

南門から入ってすぐ右側のエリア

 

仏様が彫られた石塔

 

八角堂

永代供養の御位牌が祀られている。

写真で見ると、背景のビルともマッチしているように思える。

 

マニ車

このお寺も、大阪十三仏霊場会なのだ。

 

本堂左手に御供所があり、そこで神仏霊場の御朱印をいただく。

御朱印代 300円

 

御供所の前に、不動明王様がいらっしゃり、その奥に奥之院がある。

 

不動明王

なかなかいいお顔だったが、フラッシュを使うことはためらわれたので、せめてシルエットで。

 

奥之院

滝の洞窟に、戦前の不動明王を安置とあるが、よく見えなかった。

 

本堂、向かって左側

 

鐘楼

 

淀殿のお墓

 

西門近くの灯篭

凝った灯篭で、獅子やボタンが飛び出す形で彫られている。

 

西門

このお寺は、弘法大師が草庵を結ばれていた場所だった。

その場所に、嵯峨天皇がご自身の念自仏を下賜された。

それが、ご本尊の千手観世音菩薩。

秘仏だが、毎年、1日だけ公開されるという日が、1月18日。

明日だった、残念。

 

その後、嵯峨天皇の皇子、源融(みなもとのとおる)公が伽藍を建立された。

そのお名前が太融寺の寺名の由来になっているということだ。

 

拝観終了 

拝観時間 25分

 

ランチアクセス

 

今日のランチは、以前、テレビでみた、溢彩涼香(イーサイリューシャン)の水晶餃子を食べようと決めていた。

場所は阪神梅田本店地下2階の阪神バル横丁。

 

太融寺を出て、どっち方面に行けばいいのか、わからなかった。

ちょっと怖い雰囲気の人が立っている場所がいくつもあり、そこを避けていたら、なぜかすごい遠回りをしたようだ。

 

途中、お初天神通りという商店街があった。

名前は知っている。有名だ。

すぐそばにお初天神。

実際に、この境内で起きた心中事件を題材に、近松門左衛門が、人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書き、そのヒロインの名前がお初だったので、お初天神になったとのこと。

正式には「露 天神社(つゆのてんじんしゃ)」と言うらしい。

 

入口が狭くて、奥が見えなかったので、ちょっと入るのをためらってしまった。

帰ってから調べてみたら、普通の神社ではないか!

寄ってみればよかったなぁ…

 

なんとか方向は修正して、阪神梅田本店に近づいたところで、大阪駅前第3ビルを発見。

街へ行くので、息子の腕時計のベルトの修理をしてもらいたくて、持ってきていた。

電車の中で、時計の修理屋さんを調べた時に、第3ビルにも時計の修理屋さんがあったはず。もう一回調べ直して、確認し、ビルの中へ。

 

すごいビルだ。地下2階に目的の店はあることになっている。

食堂の横にハンコ屋さんがあったり、特に関連のないお店が隣り合ったりしながら、ぎっちり並んでいる。

 

うろうろと何周もしたような気がする。

見つけられずに、お店の案内図の所まで帰ってもう一度確認。

今いるところの対角線上の一番端だった。

 

やっと見つけて修理してもらう。

ものの5分ほどで、チャチャっと直してもらった。

 

さあ、次は阪神梅田の地下2階へ。

 

 

ランチ

同じ地下2階だったので、地上へ出ずに、そのまま阪神梅田本店へ向かう。

表示を見落とさないように気を付けて歩く。

 

阪神百貨店を見つけ、阪神バル横丁の表示も発見。

 

お店は一番奥だった。

 

13時半ごろ、到着。

機械をタッチして、人数を入力。

お店の前には待っている人が2組。私は3番目だった。

10分ほど待って、前の2組とほとんど同じくらいのタイミングで案内された。

 

一人なので、私は一番手前のカウンター席。

 

狭い。お店の中が全体的に狭い。

 

大阪の、特に梅田近辺では、よく感じる。

土地が高いんだから仕方ないのかもしれないが、テーブルも小さい。

 

おなじくらいに3組案内されたので、注文をなかなか取りに来てくれない。

お店の人はホールと厨房、どうやら一人ずつしかいないみたいだ。

 

ホールのお姉さん、すごく頑張っているのはわかるので、おとなしく待つ。

 

待っている間にメニューを見ていたら「満腹セット」かと思っていたものが「満喫セット」と判明。

足りない気がしたので、腊腸飯(ラーツァンファン)という中華腸詰めと黒胡椒の混ぜご飯も頼むことにした。

ビールは、100円増しになるが、レギュラーサイズを。

 

まず前菜とビールが到着。

ビールはレギュラー、たぶん350mlくらいだ。

 

次に水餃子

 

ご飯と水晶餃子のお出まし

水晶餃子は、小籠包のような感じ。

おいしいのはおいしい。

ふーん、水晶餃子ってこんなものなんだ…

それが分かっただけだ。

またぜひ食べたいというほどでもない。

 

餃子とついているが、普通の餃子とは別物だと思う。

 

おなかもかなりすいていたし、おいしく食べるにはベストコンディションのはずだ。

狭い場所で、窮屈に思いながら食べているせいか、想像が膨らみ過ぎていたのか…

ビールのレギュラーが350mlで物足りなかったのか…

 

料理の熱さが足りないような気もした。

 

ご飯は八角の香りがしておいしい。

 

たぶん、ここのお店とは、一期一会の関係だわと思ってお会計をする。

 

満喫セット   2,000円

ドリンク追加分  100円

ご飯       400円

 

     合計 2,500円

 

 

帰路

大阪駅を目指す。

 

ここでふと思い出した。

土曜の朝の「せやねん」という番組で、トミーズ雅さんが、「いか焼き」をおすすめしていたことを思い出した。

せっかく阪神梅田本店にいるんだ、いか焼きを買って帰ろうと思いつき、売り場を探す。

現在地からまっすぐ斜め奥だ。

 

今日は、行く先々、常に真反対側に目的地がある。

 

いか焼き、初めて見た。

薄いお好み焼きの生地に、イカを混ぜて焼いたものにソースを塗ってクルッと巻いた感じ。

卵を落とした上に焼いた感じのものはデラックスという名前だった。

 

普通のいか焼きをお土産に買って帰った。

1個税抜きで170円。

 

大阪駅14時28分発の大和路快速で奈良、15時18分着。

奈良駅で待ち時間40分!

駅ビルのセリアで時間をつぶし、15時58分発の万葉まほろば線に乗り家路につく。

16時半前、帰宅。

 

お昼が遅かったので、あまりお腹が空いていたわけではない。

しかし、いか焼きを早く食べてみたい。

 

お腹を減らすために、早い時間にお風呂へ入る。

風呂上がりに、ビール🍺といか焼きで、オッサンのように休憩する。

いか焼き、粉もんの代表のような味!

ハズレ無しだわ、粉もんは!と思う。

 

今日の交通費 2,190円

(JR奈良駅で一度改札を出ることで、往復で120円お得に!)

 

今日の万歩計

 今日は、平坦な所がほとんどだったが、迷ったり、勘が悪いのもあって、思いのほか歩いていたなぁ…