2021.12.15(水)①
今日は、西国三十三所の4回目の巡礼。
雪が積もる前にと、東舞鶴と天橋立にある2か所をまわる予定。
松尾寺
アクセス
7時過ぎに最寄りのJRの駅を出発。
奈良、京都と乗り換え。
京都で、朝食を購入。
京都からは特急に乗る。
電車の前と後ろで行き先が違うらしい。
途中で気が付いて、亀岡の手前で移動。
自由席が空いていてよかった。
ほどなく車掌さんが来たので、ICOCAで入場したことを言って、特急券だけ購入。
おにぎりを食べる。
10時11分、東舞鶴に到着。
3時間以上、かかった。
そのあと、JR小浜線で松尾寺駅まで乗って、後はがんばって歩くつもりだった。
しかし、東舞鶴から松尾寺駅までひと駅なのに、電車の接続が悪くて、約1時間の待ち時間がある。
調べたが、バスもない。
ここで電車を待って、歩いて松尾寺へ行ったら、天橋立の成相寺へは、時間的に行けないかもしれない。
そうしたら、また、別の日に、特急に乗って天橋立へ行かなくてはならない。
2日に分けて、2回、特急を使うより、ここで松尾寺まで、片道タクシーにして行って、天橋立の成相寺にも、ぎりぎりでも今日行った方が節約かも…
えい、タクシーだ!
誰か、相乗りしてくれそうな人はいないか?と見渡すが、コロナ禍のせいか、人自体が少ない。
タクシーで松尾寺まで行く。
運転手さんが、いろいろな話をしてくれた。「弁当忘れても、傘忘れるな!」という言葉も初めて聞いた。
松尾寺の住職さんのことや、門の工事のこと等、さすが地元!という内容の話を聞きながら約20分で到着。
タクシー料金3,610円
一人旅だからと、タクシーを駐車場に停めて、一緒に門まで行って写真まで撮ってもらった。
そして、帰り道、途中で歩けなくなったらここに電話してくれたら、近くのタクシーがすぐ来てくれるからと名刺までもらう。
なんだか、なんとかなりそう!と、安心した。
拝観
10時15分到着。
少ししぐれてきた。
傘持ってない。
予報は晴れだった。
タクシーの運転手さんの言うように傘は絶対いる地域なんだと実感。
仁王門
変わった屋根をしている。
境内には私一人。
線香、ロウソクを立て、お参りをする。
ご本尊が馬頭観世音菩薩だけに、馬にゆかりのあるお寺なのか…
お参り後、携帯で写真を撮っていると、どこからともなくやって来た女の人が声をかけてきた。
お手洗いから出たところで、タクシーの運転手さんらしき人とすれ違って、車に戻って次に行く準備をしていたら、運転手さんが帰ってきて、タクシーが、お客さんを乗せずに帰って行ったから、誰かお寺に残っているんじゃないかと思って見に来た、ということだった。
そう、残っていたのは私だ。
これからどうするのかと聞かれた。
歩いて松尾寺駅まで行って、時間があれば、天橋立の成相寺に行く予定だと言うと、
私たちもこれから同じ所へ行くつもりだから乗せてあげると。
早く御朱印をもらっていらっしゃい、車で待ってるからと。
こんなことがあっていいの?
地獄に仏、はたまた、捨てる神あれば拾う神あり、と言えばいいのか、私は急いで御朱印をいただき、ちゃっかり車の人となった。
御朱印代300円
車には、さっき声をかけてくれた人ともう一人、女性の二人連れで、兵庫県の三田から来たということ。
私よりも年上のようだった。
そして、西国三十三所巡りを何巡もしている先達様だった。
この方々を、「三田の先達お姉さま」と書かせていただく。
東舞鶴から天橋立までの車中、始めたばかりの西国三十三所巡りの知りたいこと、聞きたいことをやみくもに質問したように思う。
そこで、お参りに行くのに、青春18きっぷを使うと安く行けること、レンタカーを使うと便利な場所があること、季節によってお寺の拝観料金が違うこと、車で近くまで行く方法等、とにかくいろんな話を聞くことが出来た。
ただ、初心者の私にとって、まだお寺の名前をあまり知らない上、三田の先達お姉さま方は「何々山」と山の名で話される。
満願で行く華厳寺も、谷汲山(たにぐみさん)という感じで、聞いている私は、谷汲山なんていうお寺、あったかなぁ?っていう感じだったが、とにかくたくさん覚えておこうという気持ちで聞いていた。
一番聞きたかった質問をした。
「西国三十三所、全部まわったら、何か変わりますか?」
「それがねぇ、なーんにも変わらないのよ、うふふ」
とのこと。
そうなんだ…
そうこうするうちに、天橋立観光に来た時に、股のぞきをして見下ろす公園、傘松公園のさらに上にある成相寺の駐車場に到着。
今日、二つ目のお寺、成相寺へ。