話を聞くためお城へ招かれた3にん。
ソラたちはエルレイン王女にスカイランドの伝説を語ります。



嵐の晩に闇の魔物が攻め込んできたこと、プリンセスが祈ると伝説の戦士『プリキュア』が現れて国は救われたこと…



しかしプリキュアの力なくとも既に怪物(ランボーグ)を倒した経験もあってやはり信じてはもらえず、実際に王女の目の前でふたりはプリキュアに変身して未来から来たことを証明することに。


優しさの塊のようなプリンセスですが、やはり信じないのが普通ですよね💧



しかし、何故かミラージュペンがどちらも作動せず変身出来ないというまさかの展開に。


エルレインさまのお顔♨︎


今回の演出はギャグ調でお馴染みの土田豊さんですが、同じ台詞でも演出家によってだいぶ印象は違ってくることに気付きました。


例えばこのシーンでは、変身できないという予想外の出来事のなかで二人の台詞は「な,なぜ…?」

でした。


が、これを真顔でシリアスな表情で言うのと上の画像のようにギャグ調作画で言うのでは全然雰囲気が違います。


台詞が同じ、脚本が同じでも演出家によってまるっきり違うお話になるといっても過言ではありません。




二人に変わってエルちゃんが変身を試みるももちろんできず。元気だけはいっぱいのかけ声のままそのまま夜のシーンにフェードアウトしていったのも土田さんらしい演出だとおもいました(笑)


3にんが変身できなかったのは、やはりクルニクルンによる歴史改変防止措置なのでしょうか。


ソラたちが王女エルレインと出会った等細かい事象はさておき、歴史に残るような大きな出来事については変えられないように何かが機能しているとしか考えられないのですが…


ふと王女から300年後のスカイランドの様子を尋ねられ、「みんな手を取り合って一緒に暮らしている。だからそれを守るために戦っている」と明るい表情で、そして真剣な目で語るソラ。



もちろん今も昔も変わらず平和なのは良いのですが、見た限りではスカイランドって300年前も現代も街並みや服装が変わってないように見えます


江戸時代のような鎖国状態というかそもそも周りにスカイランド以外の国がないから異文化の立ち入る隙がないのか。。。


いや、でもソラシド市との交流があるのでそこらへんはちょっと疑問です。




ソラの本気の言動に「また明日話を聞きたい」と3にんのことを信じる気持ちが芽生えてきたエルレイン王女。


証明はできずとも「これは嘘を言っているような感じではない」と思わせることに成功したことは間違いありません。




コロコロエルちゃんも可愛かったので、

ヨシ‼️💕



しかしその深夜、スカイランドにアンダーグ帝国が襲来。



当時の首領はカイゼリンではなく『カイザー・アンダーグ』。では、彼は現在はどうなってしまったのか。組織のトップがカイゼリンになったということはつまりもう・・・?



エルちゃんをましろんたちにまかせて街の人を避難させるべく寝室の窓からそのまま飛び降りて街へ向かうソラ。


「立ち止まるなヒーローガール…!」


変身できなくとも、ヒーローはヒーローです。



とくにソラさんに至っては生身のままでも強すぎるんですこれが(真)


逃げ遅れた子供を助け、ロープで素早くランボーグの足を封じ込めます。おそらく80人近くいるプリキュアの中で初代様をも凌ぐ最強なのでは?



ましろんたちのサポートもあり、なんとか丘の上まで逃れたものの何度倒しても生み出される怪物たちに絶望しすすり泣く国民たち。


そんななか、一筋の涙を流したプリンセス・エルレインは崖の上まで行くと座り込んで祈るようなポーズを取り、そして・・・




日の出とともに現れた伝説の戦士。


あまりにも神秘的すぎる光景。プリキュアシリーズ20年の歴史の中でこれほどまで静寂な神がかった景色があったでしょうか。


「降り立つ気高き神秘  『キュアノーブル』」



伝説のプリキュアここに誕生せり。


マジェスティと同じ口上で名乗りを上げたその

プリキュアはプリンセスが呼び出したのではなくプリンセスそのものでした…


『ノーブル』の意味は気高い、威厳のあるという意味でこちらもマジェスティと似たような言葉となっております。


昨夜のソラの言葉に感化されたエルレイン王女は「大切なものを守る力」を意識し、ヒーローのことを思い、強い祈りを捧げました。


でももしソラたちが300年前の世界に来ることがなければ、王女が伝説を聞くこともなくプリキュアが誕生することもなく『スカイランドの伝説』は語り継がれるどころか国そのものが消滅していた可能性すらあります。


そうしたらソラもましろんも出会っていなくて、

否ヨヨさんもいないからそもそも…


プリキュア作品内でまさかのタイムパラドックスが発生する事態に⁉︎



ちなみに、この重大な歴史の場にツバサくんとあげはさんがいないことにものすごく違和感を覚えたのですが、唯一気を失っていなかったエルちゃんの目線からは上画像のように背の高い草に隠れてふたりを確認することができなかったのですね…


ツバあげにはのちに聞かされることにはなるのでしょうが、しかしこういう物語の本筋に関わる大きな出来事ってプリキュアのメンバー全員が立ち会うものではないのでしょうか。。。?



300年前の幼少カイゼリンさま登場‼️

スキアヘッド(なんとカイゼリンの教育係)は外見が変わっていません。


アンダーグ帝国民の成長と老化はどうなってるのか… ってそもそも寿命何年ですカ⁉︎



カイザーの「今日はこの辺りにしておこう」という発言はもともとスカイランドを滅ぼす気はなく単に弱いものが泣き叫ぶ姿を見たかっただけなのでしょうか。


そして、「弱き者は踏みにじられる」「アンダーグエナジーは最強の力」とも発言していることからカイゼリンとスキアヘッド、特に後者は彼の考えを受け継いでいるものと思われます。



涙を浮かべながら煙の立ち上る街を眺めるカイゼリン。


「戦いが生むのは涙だけなのに…」



このころのカイゼリンは父の方針に反対し、優しい心を持っていたようす。それがいったいなぜあんなふうになってしまったのか。


マジェスティクルニクルンが次に見せる物語とは


そしてスカイランドの城が “哀しみの上に建つ”理由とは・・・


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