$ポッケの絵手紙

きょうはモネが ぼくともぐさんとめがみさんの えをかいてくれました。
とってもきんちょうしました。
もぐさんは ながしめのしすぎで めがしぱしぱしていました。
うなぎのかんずめさんのブログで新作の切り絵を紹介してもらいました(^O^)/



今から約2年前・・・ブログ1周年記念で、切絵欲しい方に差し上げますて記事に手を挙げて下さった、うなぎのかんずめさんこと、うなかんさん。
うなかんさんがこのめがみさんを褒めてくれてなかったら、
$ポッケの絵手紙
めがみさんはこの回だけの登場に終わってました、人型の切り絵にチャレンジするきっかけをくれた恩人でもあるので、めっちゃ張り切って作りました!!
お待たせする事、1年10ヶ月・・本当、申し訳ありませんm(_ _ )m
何回か作り直した末、納得いく出来作品が出来ました。
※注 リンクは全てうなかんさんの同じページへリンクしてます。面白くてやたらめったらリンクしちゃった( ´艸`)

新作の切り絵は後日、このブログでも公開します!

全然関係無い近況なんですが・・・とうとう来ました!!

$ポッケの絵手紙-1342538953031.jpg
けいおん!劇場版BD!!
早速観た!ちょ~良かった!!
ただ、俺もう2期の最終回は観れないな・・・コレを観て、2期の最終回観たら、マジで号泣しそう!っていうかするから、観れねぇ~(iДi)





今、気付いたんだけど・・・
職場で、絵(落書き)盗まれた・・・(`Δ´)
けいおんネタで作ります!って事で下絵スキャンしようとしたら、下絵が全然無い・・・
本当の落書きはあるんだけど、下絵用にキッチリ描いたヤツが全て無くなってる!
まどかの衣装を着て恥ずかしがってるあずにゃんとほむらちゃんの衣装を着てる澪(同じく恥ずかしがってる)と制服ムギちゃん、澪ちゃんを載せようと思ったのに・・・
絵は、まぁまた描くから良いけど、鞄をあさられてたってのが気持ち悪い・・・犯人もバレバレだし・・・

今、手元にある家で描いた高校時代のさわちゃんの下絵を載っけます。


$ポッケの絵手紙

さわちゃん、何気にスタイルめっちゃイイんだよね~。
高校時代でアレなら普通にモデルさんになれるスペック。
高校時代のさわちゃん、もっと評価されても良いと思うんだけどなぁ~。
背後にけいおん観た人なら分かるアレを入れようか悩んでます( ´艸`)

今日、犯人を仕事するから休憩中に盗まれた絵と同じ絵を描いて机の上に並べておこうと思います。
みなさま、大変お久しぶりですm(_ _ )m
仕事が忙しくて更新が出来ませんでした・・・
ロングシフトが続いてて、もう身体がキツくて・・・

ちょっと更新ペースは遅くなりますがこれからもよろしくお願いします!


全然関係無いんですが、今更ながらに「けいおん!」にハマってしまいました!
ずっとレンタルでしたが、今月から少しずつBDを買い集める事にしました(-^□^-)




今回は一期の一巻と二期の二巻を買いました!
今月頑張ってもう1枚買いたいなぁ~。
ゆるやかぁ~な物語が疲れた身体に心地よくて・・・ついつい観てしまい、いつの間にか寝てる毎日です。
昨日今日と久々の連休だったので3ヶ月ぶりに切り絵を制作しました!



けいおん!の主人公、平沢 唯ちゃんの妹、憂(うい)ちゃん
です!

$ポッケの絵手紙
何で、主人公じゃないのかというと、この子だけ何か凄い色気を感じるんですよね、特に横顔。
そこを何とか表現したいと思って挑戦してみました!
う~む・・・まだまだだなぁ~(;^_^A

$ポッケの絵手紙

もう1回チャレンジします!

モネとポッケも近々復活させなきゃ!!
ポッケは言いました。
その言葉を聞いたモネの瞳が燃えています!
モネはやる気満々です。


ポッケの絵手紙

「フフフ・・・俺に勝てると思っているのかい?」
もぐさんは不敵な微笑みを浮かべています。


$ポッケの絵手紙

もぐさんは勝てる気満々です・・・
     
つづく



絵描きのうさぎ モネとしゃくれなネズミ ポッケ、謎のも○らもぐさん一行は、あてどない旅をしています・・・

$ポッケの絵手紙

果てしのない大草原を歩いていると、遠くにポツリと立つ一本の木が見えました。

$ポッケの絵手紙

「ねえねえ、みんなであそこの木までかけっこしようよ!」
                                   ・・・つづく
去年の暑中見舞いのお礼に、pepeamiさんのブログ日々(妄想して)生きる内のマンガ、日本オタク党に出て来る、葉月ちゃんを作らせてもらいました!

$ポッケの絵手紙

後ろ姿

$ポッケの絵手紙


$ポッケの絵手紙

閉塞感漂う日本を変えるため所属政党から離党し新党を立ち上げた水無月ちゃんのお話なんですが、思いついたら即行動の自由人、水無月ちゃんより

$ポッケの絵手紙

ちょっと自分に無理してる感のある葉月ちゃんが、なぁーんか良いんですよね~(*^o^*)


$ポッケの絵手紙

作るのに際して設定画を描いてもらいました(^O^)/

$ポッケの絵手紙

設定画を元に切り絵用の原画を描きました。

$ポッケの絵手紙

前髪は、そのまま作ると重い感じになるので敢えて変更しました。
毎回そうだけど、原画描いてもそのまま使う事はありません、今回も輪郭取って後はほぼアドリブでパーツを作りました。
前髪もバランス取れなくて結局その場で作り直しました。

$ポッケの絵手紙

ポッケの絵手紙

ポッケの絵手紙

ポッケの絵手紙

完成まで半年かかりましたが、実は一ヶ月でほぼ完成してたんですよ~(;^_^A
元のマンガや設定画を見てもらえれば分かりますが、葉月ちゃんは胸が大きいのです!!

ケープの部分で立体感は出せないかと、ずっと悩みながら事あるごとに作り直ししてたんですよ。
多分、100着近くは作ったかと思います、でも何か納得出来なくて悩んでたんですよね~、
以前、バラを作った時


$ポッケの絵手紙

に買った和紙がたまたま目に入って、「コレは・・・」と思い使ってみたら

$ポッケの絵手紙

!!
イイじゃん!イイじゃん!!
イイ感じに立体感が出ました。ここに来るまでも試行錯誤はあったけど(^▽^;)


頭の中のモヤモヤが晴れてから制作が一気に進みました!
途中、実家に帰ったんですが、切り絵の道具はほぼ全部持って帰省したんですよ。

実家でも新たなアイデアが!!

ポッケの絵手紙

実家に帰ったら、たくさんの種類の和紙が大量にあったんですよ!
ウチ、お母さんが洋裁してて生地がたくさんあるのは分かるけど、何で和紙が?って聞いてみたら、妹の小料理屋さんでお客様から花束を事あるごとに頂いて、その花束を包んでいる和紙を取ってたとの事!

そう!この頭のリボンはその和紙を利用して作りました!
ケープで培った技法で作ろうとしたけど、そのままリボンにした方がイイな!って思ったので、和紙だけでリボンにしました。
着物が制作途中だったら着物の帯も和紙で作ってましたよ。
ちなみに後ろ姿の帯、本当にある結び方なんです!
ネットで設定画に近い結び方を調べて作りました。


完成間近にサイドのシャギーの部分が何か重く感じたのでこれまた変更しました。

ポッケの絵手紙


ポッケの絵手紙



ポッケの絵手紙

ポッケの絵手紙

最後に瞳を仕上げて完成!!

辛口のウチの親も珍しく褒めてくれました(-^□^-)v


しかし、去年の暑中見舞いのお返しが今頃とは・・・(/ω\)
ほんと鈍足の極みで申し訳ないです。

今回のケープの部分のアイデアが浮かんだのが本当に大きな収穫でした、これで制作途中のめがみさんの制作に入れます!


お知らせ!

月曜日より、ポッケと不思議なたまご編を始めます!

毎日は無理だと思うけど、遅くとも2日に1回のペースで更新するつもりです。
更新ペースの維持の為、やたら引っぱるとは思いますがご了承下さいm(_ _ )m

あっち山編は?って言われると思うけど、アレはちょっと物語の導入部を変更して新たに作り直したいと思ってます。
みなさま大変お久しぶりです、けんくん256でございますm(_ _ )m
一ヶ月以上お休みをしてしまいました・・・
仕事が忙しいのもありましたが、家の事情でちょっと帰省してたので更新出来なかったんですよ(^▽^;)
家の片付けを依頼されたんですが、半リフォーム的な片付けになってしまい結構大変でせっかく帰省したのに遊びに行けなかったです


半リフォーム後、母の作品を飾ったのでちょっと載せます
ポッケの絵手紙


ポッケの絵手紙
横画面すみません、どうしても直らないのですm(_ _ )m

ポッケの絵手紙


ポッケの絵手紙

母より感想を求められたので技術的な事で酷評したら、めっちゃキレられた(`Δ´)
しまいには「あんたの切り絵は額に入れて飾りづらいんじゃぁぁぁ」と叱られてしまいました。
実家に何個かあげたんだけど、背景切るの面倒くさいから毎回そのままで送ってたんですよ(´0ノ`*)
まーでも肉親の作品ってどうしても厳しく批評してしまいますよね。



山頂より見える、わが故郷
$ポッケの絵手紙

毎朝、妹の愛犬むさしの散歩に行ってました。
$ポッケの絵手紙

むさしは超おりこうさんなんですよ~

$ポッケの絵手紙

母はあまり人が居ないときは紐を外すんですが、外すと10mくらい先に行って僕らが追いつくとまた10m先に行って待ってるんですよ。
母は犬が苦手なのを知ってて、自分以外の犬が居ないかチェックしているのだそうです、居ると母に向かって「気をつけろ!」的な感じで吠えるそうです。


$ポッケの絵手紙
たまに変な所へ寄り道するけど・・・


$ポッケの絵手紙

山頂へついた俺とむさし。
むさしはずっと下を見ています・・・


$ポッケの絵手紙

母が来るのを待ってたんですね~。
えらい、えらいぞ!(ノ◇≦。)カンドー


妹は小料理屋を経営しているのですが、妹の店は母のギャラリーと化していました・・・

ポッケの絵手紙

ポッケの絵手紙

これまた、感想を求められたので技術的な事で酷評したら言い合いになったヽ( )`ε´( )ノ
あれ?まだ作品あったけど2個しか撮ってなかった。


ポッケの絵手紙

入り口には俺の作品が飾ってあった!
母曰く「それだけが、額に入った」からの事。
入んなきゃ切れば良いのに・・・
でも、今度からはちょっとコンパクトにして送ろうと思いました。

近日中に切り絵の更新しますので、少々お待ち下さいm(_ _ )m
今年はモネの切り絵で始まったので、
$ポッケの絵手紙

モネの切り絵で納める事にしました。

$ポッケの絵手紙

来年が皆様にとって良い年になりますように!

追伸
つい先日、身内に不幸がありまして年賀状が出せなくなってしまいました。
今年は身内が2人も亡くなってしまったと言う事もあり新年を祝う気持ちになれないので、新年の挨拶の記事は自粛させていただきます。
あと、コメントに新年の挨拶が無い場合もこういうことですので、申し訳ありませんがご了承下さいm(_ _ )m


日も落ち、ポッケ達は今夜の寝床を大きな木の下の横穴に決めました。

明日はクリスマス!
ポッケはプレゼントを入れてもらう為のくつしたを用意しています。
ポッケはわくわくが止まりません、モネを見るとモネもくつしたをだしていました。

$ポッケの絵手紙


「ねえねえ、モネは何がほしいの?」
ポッケはモネに聞きました。

モネはしきりに胸のにんじんのマークを指差します。
どうやらモネはプレゼントににんじんがほしいようです。


「フフフフ・・・( ´艸`)」
「コレを見ろよ!!」


「これは入れるところが5つあるから五倍もらえるな!(≧▽≦)」
もぐさんは五本指ソックス(右足)を置くようです。
「明日が来るのが待ち遠しいぜ!」
ホクホク顔でもぐさんは寝床へつくのでした。




「どうしてクリスマスにプレゼントがもらえるんだろ・・・?」
そう考えると、ポッケは寝付かれなくなってしまいました・・・


$ポッケの絵手紙

カサカサカサ!!

何か物音がします!



「あれ?誰かいるの?」


「あっ!ピッピちゃん!」
物音の正体はピッピちゃんでした。
「やぁポッケ!まだ起きていたんだね、僕は君たちにわたすものがあってココに来たんだ!」
「コレをあげるよ!」





そう言うと光り輝く結晶をポッケに手わたしました。
「これは?」
「コレはね、ありがとうの結晶なんだ!コレを持ってないとサンタさんは来られないんだよ。」
「え?ピッピちゃんが僕に?どうして?」

「覚えていないのかい?君たちはこの前、僕を助けてくれたじゃないか!」
ポッケは思い出しました・・・



ポッケは葉書を出しに行くとちゅうで足をけがしたピッピちゃんを見つけました。
ピッピちゃんの足の傷口から流れる血はなかなか止まりません・・・

どうして良いかわからないポッケはもぐさんとモネを呼びました。


けがをしたピッピちゃんをみて、もぐさんは
「血を止めるには、ヨモギが必要だ!ヨモギは無いか?!」
辺りを見回しましたが、ヨモギは見当たりません。
『!』
もぐさんはポッケの持っている葉っぱが目に入りました。
「ポッケ!ポッケのその葉っぱ、モネの絵の具に使わせてもらえないかな?」
「モネにヨモギを描いてもらってヨモギを出さないと、ピッピちゃんの血を止めることが出来ないんだ・・・」

お母さんに近況をしたためた葉書でしたが、ポッケはピッピちゃんのケガのちりょうのために使う事にしました。

ポッケの持っていた葉っぱをすりつぶし緑色の絵の具を作ったモネはキャンパスにヨモギの絵を描き始めました。

モネの描いたヨモギの絵は命を宿しキャンパスから生えて来ました。
ポッケたちはヨモギをすりつぶしピッピちゃんの傷口に塗ると、しだいに出血が治まってきました。
「血が止まればもう大丈夫だ!」もぐさんは言いました。
しばらくみんなでピッピちゃんの看病をすることにしました。


ポッケたちの治療と看病の甲斐あってピッピちゃんのケガは治り、ピッピちゃんは空を飛べる様になりました。

「僕たちトリはね、羽ばたくだけでは空に飛べないんだよ」
「地面を蹴って跳ね上がってから羽ばたいているんだ」
「足をケガをしては本当に空に飛ぶ事は出来ないんだ、君たちのおかげでまた空を飛べる様になったんだよ」
「本当に、本当にありがとう・・・」


そう言うとピッピちゃんは消えてしまいました・・・


まわりをみわたすとみんなのくつしたに「ありがとうの結晶」が入っていました。

「あれ?」

さっきまでの鼻の頭が痛くなるほどまでの寒さがやわらぎ、ぽかぽかと暖かくなってきました。
不思議に思ったポッケは外をのぞいてみました。
「うわぁ~!!」




空からキラキラ輝く粉雪が舞い降りてきています。

「雪だぁ~!!」


ポッケは舞い降りた雪を手に取りました。


それは雪ではなく、ほのかに温かい光の粒でした。

光の粒があたり一面を埋めつくすと、真っ暗だった森がぼんやりと明るくなっていきました。


カッ!!

まばゆい光がポッケを後ろから照らしています。



何かの気配を感じたポッケは後ろをふりむきました・・・




まばゆい光の奥に何かがいます。
最初ポッケにはまぶしくて見えませんでしたが、次第にまぶしさに慣れてきたポッケは何かが近づいているのが見えて来ました・・・
「??」



まばゆい光に目の慣れたポッケに見えたもの・・・
それは青く輝くクリスタルのトナカイさんでした。


トナカイさんはポッケの「ありがとうの結晶」に鼻を近づけると、
「あっ!!」
ポッケの「ありがとうの結晶」はトナカイさんの頭の中に吸い込まれてしまいました。



トナカイさんは「ありがとうの結晶」の入った頭を勢いよく振り上げると
「ありがとうの結晶」はトナカイさんの頭をすり抜け夜空高くへ舞い上がりました。



「ありがとうの結晶」は降り積もった光の粒を引き寄せながら、どんどん高く舞い上がっていきます。


高く舞い上がった、たくさんの光の粒はヒトの様な形に集まり、ポッケの前に降りて来ました。



「メリィィィー クリスマァァス!!」


ワシの名前はサンタクロース、君は何と言うお名前なのかな?」

「え・・・あ・・・ポッケ・・・です」
「ポッケや、ちょっとこの結晶を借りてても良いかい?」

「ありがとうの結晶」を手にしたサンタさんにトナカイさんが近づいて来ました。
トナカイさんはサンタさんの手に持った「ありがとうの結晶」に鼻をすり寄せると「ありがとうの結晶」がトナカイさんの中に入っていきました。
「ありがとうの結晶」はトナカイさんの鼻の所で赤く輝き始めました」
「フォッフォッ!こいつの鼻が暗い夜空を照らしてくれるから助かっているんじゃよ」
そう言いながらサンタさんがトナカイさんの頭をなでると、トナカイさんは嬉しそうにサンタさんの頬に鼻をすり寄せました。

「さて、そろそろ行くかの・・・」
サンタさんとトナカイさんは飛び立とうとした、その時。


「あのっ!」

意を決した表情でポッケはサンタさんを呼び止めました。

「ぼく・・・ピッピちゃんから ありがとうの結晶 をもらったんです」

「あの・・・ぼくも・・・ぼくも、ピッピちゃんみたいに ありがとうの結晶 をあげたいんです」

「フォッフォッ」
サンタさんはポッケを見て微笑んでいます。

「フォッフォッ! ポッケ、君にいいものをみせてあげよう!」


そういってポッケの手を取るとサンタさんはどんどん高く夜空に浮かんでいきました・・・

「うわぁ~!!」

ポッケの目の前に幻想的な光景が広がっていました。
たくさんの「ありがとうの結晶」が足元でキラキラ輝いています。
「キレイじゃろ?」
「君に借りた、ありがとうの結晶に共鳴して輝きを増しているんじゃよ」

キラッ!!遠くの方で強い光が見えたかと思うと、花火の様に広がりながら、ありがとうの結晶と同じ色の光が、たくさん大地に降り注いでいます。

サンタさんはポッケに聞きました。
「ポッケや、君はありがとうって言われると、心がポカポカ暖かくなるじゃろ?」

ポッケはうなずきました。

「ありがとうの結晶はね、元はその ほのかな心の暖かさなんじゃよ、たくさん言ってたくさん言われて、そうして集まった、たくさんの温もりから、ありがとうの結晶は生まれるんじゃ・・・」

「おおぉぉ!!ポッケや、目の前を見てごらん!」

「あっ!!」

ポッケの目の前に大きな「ありがとうの結晶」が生まれていました。

「フォーフォーフォー、これはこれは大きな結晶じゃわい!」
「ポッケや、君はたくさんの ありがとうをあげたいのじゃな。」
サンタさんは嬉しそうに言いました。

ポッケの目の前にある大きなありがとうの結晶は膨らむ様にどんどんと大きくなっていきます。

ピキッ!!

ありがとうの結晶にヒビが入っていきます、ヒビはどんどん広がっていき・・・

「あぁ!!ダメっ!!」

ポッケが思わず叫んだその時

パリンッ!

まぶしい光を放ち、ありがとうの結晶は爆ぜて(はぜて)しまいました。



爆ぜた(はぜた)ありがとうの結晶は小さな破片となって光の尾を引きながらバラバラに飛び散って行きました。

先程の遠くから見えた花火の様な光は大きなありがとうの結晶が世界中に飛び散り大地に降り注ぐ光景だったのです。

「ポッケや、君のありがとうって気持ちは、君が届けたいみんなに届いているよ」

いつの間にか地面は「ありがとうの結晶」から放たれる暖かい色の光に包み込まれていました・・・

「さて、仕事に取りかかるかの!」
サンタさんはトナカイさんの首をなでると、トナカイさんの首には光り輝くベルが巻かれ、
「ポッケや、手を貸してごらん」
サンタさんが手を触れると、ポッケは光のベルを手にしていました。
サンタさんは夜空に右手をかざすと、大きな光のベルが現れました。

「よぉぉし!行くぞい!!」

サンタさんはトナカイさんを連れ夜空を飛び始めました。
サンタさん楽しそうなリズムを取りながらベルを振ります、振られたベルからはいろんな色の光の粒が綺麗な音色を出しながら大地に舞い降りています。
ポッケもベルを振ってみました。
ベルからキレイな音の出る光の粒がふわっと広がり大地に降りて行きました。
ポッケは楽しくなって、たくさん振りました。

サンタさんとトナカイさんとポッケは音の出る光の粒を撒きながら舞い踊るかの様に夜空を飛んでいます。
「あれ?」
ポッケは大地に光の粒が降り注がれる程、サンタさんやトナカイさんの輝きが薄くなって来ているのに気付きました。
どんどん、どんどんと光の粒が降り注がれる度にサンタさんの輝きは鈍くなっていきました。
大地に星空が映り込んだかの様な光景になる頃には、サンタさんとトナカイさんはおぼろげな光になり形が分からなくなっていました。
ポッケの持っていた光のベルもいつのまにか小さな光の粒になっていました。
「ようやくワシ等の仕事も終わったワイ・・・」
おぼろげなサンタさんは言いました。
「この光の粒は、ありがとうって言葉の音の集まりなんじゃよ、お日様ををひと回りする時間をかけて、集まっていき光の粒に変わるんじゃ」
「ワシはこのたくさんの光の粒を集めて、ありがとうの結晶全部に降り注ぐのが神様から与えられた仕事なんじゃよ、ポッケや・・・そろそろお別れのようじゃ・・・」
サンタさんとトナカイさんは、かすかにしか見えない程の薄い光になって来ています。
サンタさん達が薄くなる程にポッケの持っている光の粒から出る音色が大きくなっていきます。

ポッケの持つ光の粒の音色に共鳴し、トナカイさんの鼻の結晶にヒビが入っていきました。
「おーおー、大事なもんを返すの忘れておったわい」
サンタさんはトナカイさんの鼻からありがとうの結晶を取り出しポッケに手渡しました。
「ポッケや・・・ありがとう・・・また次にあえるのはお日様をひと回りしてからじゃな・・・次に会えるのを楽しみにしているよ・・・」

おぼろげなサンタさんがポッケの頭を撫でると、ポッケはだんだん眠くなってきました。
うとうとと、心地よい眠りに入りかけ、まぶたを閉じると、まぶたの奥に遠くのポッケの家が見えました、中をのぞくとポッケのおとうさんとおかあさんの枕元にありがとうの結晶が置いてあります、枕元の結晶を見てポッケは嬉しい気持ちにつつまれ、いつのまにか深い眠りについていました。

朝、目覚めると、ポッケは元の横穴の中にいました。
「あれ・・・ぼく・・・?」
ポッケは枕元の靴下を見ました。
その中には、たくさんのお菓子が入っていました。
「うわぁ~!!」ポッケは満面の笑みを浮かべました。
嬉しくなったポッケはお菓子の入ったくつしたをかかえ、横穴から出ました。
外ではモネが喜びながら飛び跳ねています。

$ポッケの絵手紙

モネの靴下には、にんじん(泥付き)が入っていた様です。
モネとポッケは一緒になって喜び、飛び跳ねました。

横穴に戻り、奥にいるもぐさんを見ると・・・
五本指ソックス(右足)の中に五本指ソックス(左足)が入っていました。
「サンタさん・・・おれ・・・靴下、片方無くしたと思ったのかな・・・」
2足になった五本指ソックス(左足)を見て、もぐさんは肩を落としていました。
                       おしまい

明日はクリスマス
ポッケ達はプレゼントを入れてもらう為のくつしたを用意していました。

「ねえねえ、モネは何がほしいの?」
ポッケはモネに聞きました。

モネはしきりに胸のにんじんのマークを指差します。
どうやらモネはプレゼントににんじんがほしいようです。


「フフフフ・・・( ´艸`)」
「コレを見ろよ!!」


「これは入れるところが5つあるから五倍もらえるな!(≧▽≦)」
もぐさんは五本指ソックス(右足)を置くようです。
「明日が来るのが待ち遠しいぜ!」
ホクホク顔でもぐさんは寝床へつくのでした。




「どうしてクリスマスにプレゼントがもらえるんだろ・・・?」
そう考えると、ポッケは寝付かれなくなってしまいました・・・


カサカサカサ!!

何か物音がします!



「あれ?誰かいるの?」


「あっ!ピッピちゃん!」
物音の正体はピッピちゃんでした。
「やぁポッケ!まだ起きていたんだね、僕は君たちにわたすものがあってココに来たんだ!」
「コレをあげるよ!」





そう言うと光り輝く結晶をポッケに手わたしました。
「これは?」
「コレはね、ありがとうの結晶なんだ!コレを持ってないとサンタさんは来られないんだよ。」
「え?ピッピちゃんが僕に?どうして?」

「覚えていないのかい?君たちはこの前、僕を助けてくれたじゃないか!」
ポッケは思い出しました・・・



ポッケは葉書を出しに行くとちゅうで足をけがしたピッピちゃんを見つけました。
ピッピちゃんの足の傷口から流れる血はなかなか止まりません・・・

どうして良いかわからないポッケはもぐさんとモネを呼びました。


けがをしたピッピちゃんをみて、もぐさんは
「血を止めるには、ヨモギが必要だ!ヨモギは無いか?!」
辺りを見回しましたが、ヨモギは見当たりません。
『!』
もぐさんはポッケの持っている葉っぱが目に入りました。
「ポッケ!ポッケのその葉っぱ、モネの絵の具に使わせてもらえないかな?」
「モネにヨモギを描いてもらってヨモギを出さないと、ピッピちゃんの血を止めることが出来ないんだ・・・」

お母さんに近況をしたためた葉書でしたが、ポッケはピッピちゃんのケガのちりょうのために使う事にしました。

ポッケの持っていた葉っぱをすりつぶし緑色の絵の具を作ったモネはキャンパスにヨモギの絵を描き始めました。

モネの描いたヨモギの絵は命を宿しキャンパスから生えて来ました。
ポッケたちはヨモギをすりつぶしピッピちゃんの傷口に塗ると、しだいに出血が治まってきました。
「血が止まればもう大丈夫だ!」もぐさんは言いました。
しばらくみんなでピッピちゃんの看病をすることにしました。


ポッケたちの治療と看病の甲斐あってピッピちゃんのケガは治り、ピッピちゃんは空を飛べる様になりました。

「僕たちトリはね、羽ばたくだけでは空に飛べないんだよ」
「地面を蹴って跳ね上がってから羽ばたいているんだ」
「足をケガをしては本当に空に飛ぶ事は出来ないんだ、君たちのおかげでまた空を飛べる様になったんだよ」
「本当に、本当にありがとう・・・」


そう言うとピッピちゃんは消えてしまいました・・・


まわりをみわたすとみんなのくつしたに「ありがとうの結晶」が入っていました。

「あれ?」

さっきまでの鼻の頭が痛くなるほどまでの寒さがやわらぎ、ぽかぽかと暖かくなってきました。
不思議に思ったポッケは外をのぞいてみました。
「うわぁ~!!」




空からキラキラ輝く粉雪が舞い降りてきています。

「雪だぁ~!!」


ポッケは舞い降りた雪を手に取りました。


それは雪ではなく、ほのかに温かい光の粒でした。

光の粒があたり一面を埋めつくすと、真っ暗だった森がぼんやりと明るくなっていきました。


カッ!!

まばゆい光がポッケを後ろから照らしています。



何かの気配を感じたポッケは後ろをふりむきました・・・




まばゆい光の奥に何かがいます。
最初ポッケにはまぶしくて見えませんでしたが、次第にまぶしさに慣れてきたポッケは何かが近づいているのが見えて来ました・・・
「??」



まばゆい光に目の慣れたポッケに見えたもの・・・
それは青く輝くクリスタルのトナカイさんでした。


トナカイさんはポッケの「ありがとうの結晶」に鼻を近づけると、
「あっ!!」
ポッケの「ありがとうの結晶」はトナカイさんの頭の中に吸い込まれてしまいました。



トナカイさんは「ありがとうの結晶」の入った頭を勢いよく振り上げると
「ありがとうの結晶」はトナカイさんの頭をすり抜け夜空高くへ舞い上がりました。



「ありがとうの結晶」は降り積もった光の粒を引き寄せながら、どんどん高く舞い上がっていきます。


高く舞い上がった、たくさんの光の粒はヒトの様な形に集まり、ポッケの前に降りて来ました。



「メリィィィー クリスマァァス!!」


ワシの名前はサンタクロース、君は何と言うお名前なのかな?」

「え・・・あ、ポッケ・・・です」
「ポッケや、ちょっとこの結晶を借りてても良いかい?」

「ありがとうの結晶」を手にしたサンタさんにトナカイさんが近づいて来ました。
トナカイさんはサンタさんの手に持った「ありがとうの結晶」に鼻をすり寄せると「ありがとうの結晶」がトナカイさんの中に入っていきました。
「ありがとうの結晶」はトナカイさんの鼻の所で赤く輝き始めました」
「フォッフォッ!こいつの鼻が暗い夜空を照らしてくれるから助かっているんじゃよ」
そう言いながらサンタさんがトナカイさんの頭をなでると、トナカイさんは嬉しそうにサンタさんの頬に鼻をすり寄せました。

「さて、そろそろ行くかの・・・」
サンタさんとトナカイさんは飛び立とうとした、その時。


「あのっ!」

意を決した表情でポッケはサンタさんを呼び止めました。

「ぼく・・・ピッピちゃんから ありがとうの結晶 をもらったんです」

「あの・・・ぼくも・・・ぼくも、ピッピちゃんみたいに ありがとうの結晶 をあげたいんです」

「フォッフォッ」
サンタさんはポッケを見て微笑んでいます。

「フォッフォッ! ポッケ、君にいいものをみせてあげよう!」


そういってポッケの手を取るとサンタさんはどんどん高く夜空に浮かんでいきました・・・

「うわぁ~!!」

ポッケの目の前に幻想的な光景が広がっていました。
たくさんの「ありがとうの結晶」が足元でキラキラ輝いています。
「キレイじゃろ?」
「君に借りた、ありがとうの結晶に共鳴して輝きを増しているんじゃよ」

キラッ!!遠くの方で強い光が見えたかと思うと、花火の様に広がりながら、ありがとうの結晶と同じ色の光が、たくさん大地に降り注いでいます。

サンタさんはポッケに聞きました。
「ポッケや、君はありがとうって言われると、心がポカポカ暖かくなるじゃろ?」

ポッケはうなずきました。

「ありがとうの結晶はね、元はその ほのかな心の暖かさだけなんじゃよ、たくさん言ってたくさん言われて、そうして集まった、たくさんの温もりから、ありがとうの結晶は生まれるんじゃ・・・」

「おおぉぉ!!ポッケや、目の前を見てごらん!」

「あっ!!」

ポッケの目の前に大きな「ありがとうの結晶」が生まれていました。

「フォーフォーフォー、これはこれは大きな結晶じゃわい!」
「ポッケや、君はたくさんの ありがとうをあげたいのじゃな。」
サンタさんは嬉しそうに言いました。

ポッケの目の前にある大きなありがとうの結晶は膨らむ様にどんどんと大きくなっていきます。

ピキッ!!

ありがとうの結晶にヒビが入ってきました。

「あぁ!!ダメっ!!」

ポッケが思わず叫んだその時

パリンッ!

まぶしい光を放ち、ありがとうの結晶は爆ぜて(はぜて)しまいました。



爆ぜた(はぜた)ありがとうの結晶は小さい破片となり光の尾を引きながらバラバラに飛び散って行きました。

先程の遠くから見えた花火の様な光は大きなありがとうの結晶が世界中に飛び散り大地に降り注ぐ光景だったのです。

「ポッケや、君のありがとうって気持ちは、君が届けたいみんなに届いているよ」

いつの間にか地面は「ありがとうの結晶」から放たれる暖かい色の光に包み込まれていました・・・

「さて、仕事に取りかかるかの!」
サンタさんはトナカイさんの首をなでると、トナカイさんの首には光り輝くベルが巻かれ、
「ポッケや、手を貸してごらん」
サンタさんが手を触れると、ポッケは光のベルを手にしていました。
サンタさんは夜空に右手をかざすと、大きな光のベルが現れました。

「よぉぉし!行くぞい!!」

サンタさんはトナカイさんを連れ夜空を飛び始めました。
サンタさん楽しそうなリズムを取りながらベルを振ります、振られたベルからはいろんな色の光の粒が綺麗な音色を出しながら大地に舞い降りています。
ポッケもベルを振ってみました。
ベルからキレイな音の出る光の粒がふわっと広がり大地に降りて行きました。
ポッケは楽しくなって、たくさん振りました。

サンタさんとトナカイさんとポッケは音の出る光の粒を撒きながら舞い踊るかの様に夜空を飛んでいます。
「あれ?」
ポッケは大地に光の粒が降り注がれる程、サンタさんやトナカイさんの輝きが薄くなって来ているのに気付きました。
どんどん、どんどんと光の粒が降り注がれる度にサンタさんの輝きは鈍くなっていきました。
大地に星空が映り込んだかの様な光景になる頃には、サンタさんとトナカイさんはおぼろげな光になり形が分からなくなっていました。
ポッケの持っていた光のベルもいつのまにか小さな光の粒になっていました。
「ようやくワシ等の仕事も終わったワイ・・・」
「ありがとうの結晶をプレゼントに変える光の粒を作るのにはね、お日様ををひと回りする時間がかかるんじゃ」
「ポッケ・・・次にあえるのは

ポッケの持つ光の粒の音色に共鳴するかの様に、トナカイさんの鼻の結晶にヒビが入っていきます。
「忘れんようにのぉう」
サンタさんはトナカイさんの鼻からありがとうの結晶を取り出しポッケにわたしました。


目覚めると、ポッケの靴下にはたくさんのお菓子が入っていました。
モネの靴下には、にんじん(泥付き)が入っていました。
もぐさんを見ると・・・
五本指ソックス(右足)の中に五本指ソックス(左足)が入っていました。
「サンタさん・・・おれ・・・靴下、片方無くしたと思ったのかな・・・」
2足になった五本指ソックス(左足)を見て、もぐさんは肩を落としていました。
                       おしまい