子どもの口や手足に発疹(ほっしん)を起こす「手足口病」の発生報告数が、データがある過去11年で最も多くなっていることが1日、国立感染症研究所の定点調査で分かった。ほとんどは軽症で済むが、まれに重い合併症を起こすことがあり、安井良則主任研究官は「今後の発生動向に注意が必要」としている。
 手足口病は、乳幼児を中心に夏に流行するウイルス性感染症で、水疱(すいほう)性の発疹が主症状。多くは自然に回復するが、まれに髄膜炎や心筋炎などを起こし命にかかわることがある。複数の原因ウイルスのうち、エンテロウイルス71(EV71)が原因の場合は髄膜炎の発症率が高いことが知られている。
 感染研によると、5月17日から23日の1週間に約3000カ所の定点医療機関から報告された患者数は、1カ所あたり1.41人。大きな流行のあった2000年の同時期を上回り、同年以降で最多となっている。 
【YAHOO!記事転載】



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